Engineキーワード 指定した結果のシェル要素データを含むアニメーションファイルを生成します。シェルタイプの要素に使用されるオプション。
フォーマット
/ANIM/Eltyp/Restype/Keyword4
定義
フィールド |
内容 |
SI単位の例 |
Eltyp |
要素タイプ。
- ELEM
- SHELL
- シェル要素
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Restype |
- AMS
- /DT/CST_AMSによりAMS時間ステップを使用する要素:
- DAM1 、DAM2またはDAM3
- 方向1、2または3の損傷 6 7
- /DAMG/Keyword4
- 損傷値(連成損傷モデルの場合のみ) 11
- Keyword4 = MEAN(デフォルト)
- 板厚方向の積分点にわたる平均損傷。
- Keyword4 = i
- 板厚方向のi番目の積分点での損傷
- Keyword4 = UPPER
- 板厚方向の上側の積分点での損傷
- Keyword4 = LOWER
- 板厚方向の下側の積分点での損傷
- Keyword4 = MEMB
- 膜での損傷。
- DENS
- 密度
- DT
- 要素時間ステップ 10
- EINT
- 要素内部エネルギー
- ENER
- 比エネルギー(内部エネルギーを要素の質量で割った値)
- EPSD
- 3次元要素および2次元要素での相当ひずみ速度(ひずみ速度フィルタリングの場合のみ使用可)
- EPSP
- 塑性ひずみ
- ERROR/THICK
- シェル厚の推定誤差
- FAIL
- /PROP/TYPE10 (SH_COMP)、/PROP/TYPE11 (SH_SANDW)、/PROP/TYPE17 (STACK)、/PROP/TYPE51、PCOMPP、/MAT/LAW15 (CHANG)および/MAT/LAW25 (COMPSH)について破断した層の数。
- 他のプロパティセットと材料則の場合、値は以下のようになります:
- = 0
- 要素が破断していないとき。
- = 1
- 要素が破断しているとき(シェル要素でのみ利用可: ANIM/SHELL/FAIL)。
- HOURG
- 単位質量あたりのアワグラスエネルギーです。
- /NL_EPSD/Keyword4
- 非局所塑性ひずみ速度 (/NONLOCAL/MATが有効な場合のみ) 12
- Keyword4 = i
- 板厚内のi番目の積分点における非局所塑性ひずみ速度
- Keyword4 = UPPER
- 板厚内の上側の積分点における非局所塑性ひずみ速度
- Keyword4 = LOWER
- 板厚内の下側の積分点における非局所塑性ひずみ速度
- Keyword4 = ALL
- すべての積分点における非局所塑性ひずみ速度
- /NL_EPSP/Keyword4
- 非局所塑性ひずみ(/NONLOCAL/MATが有効な場合のみ)。 12
- Keyword4 = i
- 板厚内のi番目の積分点における非局所塑性ひずみ
- Keyword4 = UPPER
- 板厚内の上側の積分点における非局所塑性ひずみ
- Keyword4 = LOWER
- 板厚内の下側の積分点における非局所塑性ひずみ
- Keyword4 = ALL
- すべての積分点における非局所塑性ひずみ
- OFF
- 要素ステータス。
- ここで、
- = -1
- 要素は非アクティブ(アクティブ化された剛体内で定義されます)。
- = 0
- 削除された要素。
- 0~1
- 破壊プロセス下。
- = 1
- アクティブな要素
- P
- 圧力
- PHI/NまたはPHI/ALL
- 要素スキューと異方性の方向1の間の角度。PHIは、/PROP/TYPE11 (SH_SANDW)および/PROP/TYPE16 (SH_FABR)にのみ有効。
- = N
- 積分点Nでの角度の出力(シェルの板厚方向)。
- = ALL
- シェルの板厚方向の全ての積分点で角度を出力。
- PLY
- plyxfemオプションをアクティブ化した場合、各層がシェル要素としてモデル化されます。
- SIGEQ
- 対応する材料に使用される降伏基準に基づく相当応力 4
- SIGX
- 応力XX 8 9
- SIGY
- 応力YY
- SIGZ
- 応力ZZ
- SIGXY
- せん断応力XY
- SIGYZ
- せん断応力YZ
- SIGZX
- せん断応力ZX
- TEMP
- 温度
- THIC
- 板厚
- THIN
- シェル厚減少率
- TSAIWU/Keyword4
- /MAT/LAW15 (CHANG)および/MAT/LAW25 (COMPSH)についてのTsai Wu基準。
- Keyword4 = ALL
- すべての積分点のTsai Wu基準
- Keyword4 = LOWER
- 下側の積分点におけるTsai Wu基準
- Keyword4 = UPPER
- 上側の積分点におけるTsai Wu基準
- USRi
- ユーザー材料則の変数(
= 1~18)
- USRIIまたはUSRII/JJ
- 各積分点におけるユーザー材料則の変数(II = 1~99の変数の数、JJ = 1~99の層数) 1
ヒント: 出力され得るユーザー変数の数は限られているため、代わりに/H3D/SHELL/USER/を使用します。
- VONM
- フォンミーゼス応力
- /WPLA/Keyword4
- /MAT/LAW15 (CHANG)および/MAT/LAW25 (COMPSH)についての塑性仕事。
- Keyword4 = ALL
- すべての積分点の塑性仕事。
- Keyword4 = UPPER
- 上側の積分点での塑性仕事。
- Keyword4 = LOW
- ER
- 下側の積分点での塑性仕事。
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コメント
- ユーザー変数USRIIは、シェル要素と3次元ソリッド要素でのみ使用できますが、USRII/JJはシェル要素でしか使用できません。積分点を明示的に記述していない場合、返される積分点は[(厚みの中にある積分点の数 + 1) / 2]で計算されますが、これはその積分点が上側にあることを意味します。この結果は上位の値に丸められます。
- 例:
板厚方向に2積分点に対しては、底から2番目の積分点(板厚の上) が返されます。
板厚方向に3積分点に対しては、底から2番目の積分点(中央の点) が返されます。
板厚方向に4積分点に対しては、底から3番目の積分点が返されます。
- THINは次のように計算されます: (1)
- ERROR/THICKを使用すると、シェルおよび3節点シェルの厚みの推定誤差を下記のように計算できます:
- オプションSIGEQは、SHELLまたはBRICKの場合のみ使用できます(/ANIM/SHELL/SIGEQを参照のこと)。Radiossの各材料則には、相当応力を計算するための独自の降伏基準があります。この基準は、一部の材料則ではフォンミーゼス、他の材料則ではHill、Barlatなどとなっています。非von Mises基準の場合、対応する相当応力(または基準)は、その要素のすべての積分点内で計算されます。したがって、出力フィールド/ANIM/SHELL/SIGEQは、すべての積分点の(すべての積層の)平均値として計算されます。
- オプションPLYは、SHELLに対してのみ使用できます。この場合、plyxfem定式化を使用する複合シェル、または1つのシェル / 積層でモデル化された複合シェルとなります。作成された各シェルは、元のシェルから真の位置までオフセットされます。
注: アニメーションファイルのサイズは大幅に増大する可能性があります。
- シェル要素と3節点シェル要素では、材料則15と25に/ANIM/ELEM/DAM1、DAM2、DAM3を使用できます。これらの値は損傷の主値となります(クラックの直交座標での値)。
- “SPH出力”は、/ANIM/Eltyp =ELEM/Restype(Restype = THICまたはHOURGを除くすべてのRestypeの値)の場合に使用できます。Restypeの値:DAM1、DAM2またはDAM3は、3次元ソリッド要素では材料則24でのみ使用できます。
- オプション/ANIM/ELEM/SIGXはシェル要素にのみ適用されます。3次元ソリッド要素には、/ANIM/BRICK/TENSを使用する必要があります。
- /ANIM/ELEM/SIGXおよび/ANIM/ELEM/SIGYでは、シェルの応力は要素の中心にあります。
- 要素時間ステップは、この要素の要素時間ステップがRadiossによって計算されている場合にのみ、アニメーションで表示されます。節点時間ステップ(/DT/NODAなど)が使用されている場合、要素時間ステップはアニメーションに表示されません。
- オプションDAMGは、積分点以上の損傷を出力するために、連成損傷モデル(/MAT/LAW72または/FAIL/GURSON)でのみ使用されます。損傷変数は臨界値で正規化されます。
- /MAT/LAW72(4)
- /FAIL/GURSON(5)
- /NONLOCAL/MATオプションを有効にすると、正則化された非局所塑性ひずみとその速度を出力することができます。
- /ANIM/SHELLを使用してQUAD要素に関するデータを出力する場合は、/ANIM/SHELL/EPSPを使用して、複合材料則(/MAT/LAW15と/MAT/LAW25)の塑性仕事をプロットするか、他のすべての弾塑性材料則の塑性ひずみをプロットすることができます。