/BEGIN

ブロックフォーマットキーワード ランネーム、入力マニュアルのバージョン、Starterランおよび入力の数、そして作業単位系を設定します。

内容

このオプションは必須です。

作業単位系および入力単位系が、前に定義されていた単位系(バージョン10.0以前の入力フォーマットのために/UNIT/nameで定義)に代わって使用されます。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/BEGIN
Runname    
Invers                  
Input_mass_unit Input_length_unit Input_time_unit        
Work_mass_unit Work_length_unit Work_time_unit        

定義

フィールド 内容 SI単位の例
Runname 実行識別名

(文字、最大80文字)

 
Invers バージョン入力 8
= 2023
:現在のリリース。

(整数)

 
Input_mass_unit 質量の入力単位系 7

デフォルト = 1 kg (実数またはコード)

 
Input_length_unit 長さの入力単位系 7

デフォルト = 1 m (実数またはコード)

 
Input_time_unit 時間の入力単位系 7

デフォルト = 1 s (実数またはコード)

 
Work_mass_unit 質量計算に使用する単位系 7

デフォルト = 1 kg (実数またはコード)

 
Work_length_unit 長さの計算に使用する単位系 7

デフォルト = 1 m (実数またはコード)

 
Work_time_unit 時間計算に使用する単位系 7

デフォルト = 1 s (実数またはコード)

 

コメント

  1. このオプションを反映させるには、必須キーワード#Radioss Starterの後に記述する必要があります。
  2. Runnameは、空白文字ではない最初の文字によって定義されます。最大80文字、最小4文字で指定することができます。文字“/”と“\”は使用できません。
  3. 入力単位系は、入力デックの単位を定義します。作業単位系は計算の間に用いられる単位を定義します。入力単位系が作業単位系と異なる場合、Radiossは入力単位系を (EngineファイルではなくStarterファイルで) 作業単位系に自動的に変換します。
  4. 作業単位系は、計算の実行単位を定義します。出力は、作業単位系で定義されます。
  5. サブモデルでは、サブモデルの/BEGINで定義された作業単位系は無視されます。メインの/BEGINカードで定義された作業単位系が使用されます。
  6. 入力単位系が定義されていない場合、入力単位系は作業単位系と同じです。
  7. 長さと時間の単位を定義するコードは、たとえば、SI単位の場合: 質量はkg、長さはm、時間はtなどのように与えられます:
    コード(質量)
    yg
    1.E-27
    zg
    1.E-24
    ag
    1.E-21
    fg
    1.E-18
    pg
    1.E-15
    ng
    1.E-12
    μ g MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqGqFfpeea0xe9vq=Jb9 vqpeea0xd9q8qiYRWxGi6xij=hbba9q8aq0=yq=He9q8qiLsFr0=vr 0=vr0db8meaabaqaciGacaGaaeqabaWaaeaaeaaakeaacqaH8oqBca WGNbaaaa@3A0A@ またはmug
    1.E-09
    mg
    1.E-06
    cg
    1.E-05
    dg
    1.E-04
    g
    1.E-03
    dag
    1.E-02
    hg
    1.E-01
    kg
    1
    Mg
    1.E+03
    Gg
    1.E+06
    Tg
    1.E+09
    Pg
    1.E+12
    Eg
    1.E+15
    Zg
    1.E+18
    Yg
    1.E+21
    コード(長さ)
    ym
    1.E-24
    zm
    1.E-21
    am
    1.E-18
    fm
    1.E-15
    pm
    1.E-12
    nm
    1.E-09
    μ m MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqGqFfpeea0xe9vq=Jb9 vqpeea0xd9q8qiYRWxGi6xij=hbba9q8aq0=yq=He9q8qiLsFr0=vr 0=vr0db8meaabaqaciGacaGaaeqabaWaaeaaeaaakeaacqaH8oqBca WGTbaaaa@3A10@ またはmum
    1.E-06
    mm
    1.E-03
    cm
    1.E-02
    dm
    1.E-01
    m
    1
    dam
    1.E+01
    hm
    1.E+02
    km
    1.E+03
    Mm
    1.E+06
    Gm
    1.E+09
    Tm
    1.E+12
    Pm
    1.E+15
    Em
    1.E+18
    Zm
    1.E+21
    Ym
    1.E+24
    コード(時間)
    ys
    1.E-24
    zs
    1.E-21
    as
    1.E-18
    fs
    1.E-15
    ps
    1.E-12
    ns
    1.E-09
    μ s MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqGqFfpeea0xe9vq=Jb9 vqpeea0xd9q8qiYRWxGi6xij=hbba9q8aq0=yq=He9q8qiLsFr0=vr 0=vr0db8meaabaqaciGacaGaaeqabaWaaeaaeaaakeaacqaH8oqBca WGZbaaaa@3A16@ またはmus
    1.E-06
    ms
    1.E-03
    cs
    1.E-02
    ds
    1.E-01
    s
    1
    das
    1.E+01
    hs
    1.E+02
    ks
    1.E+03
    Ms
    1.E+06
    Gs
    1.E+09
    Ts
    1.E+12
    Ps
    1.E+15
    Es
    1.E+18
    Zs
    1.E+21
    Ys
    1.E+24

    Radiossはビルトインされた単位系は持っていません、従ってモデルでの単位の一貫性は非常に重要です。

    単位コードの代わりに、同等の値を入力することも可能です。

  8. Inverseの値がある場合:
    Invers
    Radiossバージョン
    90
    9.0を使用
    100
    10.0を使用
    110
    11.0を使用
    120
    12.0を使用
    130
    13.0を使用
    140
    14.0を使用
    2017
    2017を使用
    2018
    2018を使用
    2019
    2019を使用
    2020
    2020を使用
    2021
    2021を使用
    2022
    2022を使用
    2023
    2023を使用(現在のフォーマット)

    サポートされている入力フォーマットであれば、Radiossの最新版で使用可能です。あるバージョンで追加された新機能は、そのRadioss バージョン以上のInvers値でないと利用できません。表に記載されている以前の入力フォーマットはサポートされなくなりました。モデルフォーマットは、HyperMeshを使用して更新する必要があります。