/EIG
ブロックフォーマットキーワード 弾性体の固有モードおよび静的モードの計算を定義します。
フォーマット
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/EIG/eig_ID/unit_ID | |||||||||
eig_title | |||||||||
grnd_ID | grnd_bc | Trarot | Ifile | ||||||
Nmod | Inorm | Cutfreq | Freqmin | ||||||
Nbloc | Incv | Niter | Ipri | Tol | |||||
Filename |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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eig_ID | モードの識別子 (整数、最大10桁) |
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unit_ID | 単位識別子。 (整数、最大10桁) |
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eig_title | モードのタイトル (文字、最大100文字) |
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grnd_ID | モードが計算される節点グループ
(整数) |
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grnd_bc | 特定の固有モードが適用される節点グループ 3
(整数) |
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Trarot | 並進および回転のコード (6つのブーリアン) |
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Ifile | 追加のモードファイルフラグ 5 (整数) |
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Nmod | 計算対象のモードの最大数 デフォルト = 100(整数) |
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Inorm | 固有ベクトルの正規化手法フラグ
(整数) |
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Cutfreq | 最大固有周波数
(実数) |
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Freqmin | 最終固有周波数 7 デフォルト = 0.001 Hz (実数) |
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Nbloc | ブロック当たりの固有モードの数 9
(整数) |
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Incv | 計算全体を通して使用するLanczos法基本ベクトルの数を取得する係数 10 デフォルト = 2(整数) |
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Niter | Arnoldi反復の最大回数 デフォルト = 300(整数) |
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Ipri | ARPACKの出力レベル デフォルト = 0(整数) |
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Tol | 固有値の計算における相対精度
デフォルト = 0.0(実数) |
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Filename | 追加モードのファイル名 (文字、最大100文字) |
コメント
- この機能は弾性体の生成を目的として装備されています。モデルの詳細なノーマルモード解析には、バルクデータフォーマットの使用が強く推奨されます。
- ノーマルモードの計算には、Radioss Engineの陰解法オプション/IMPL/LINEARの使用が必要です。
- 固有モードの計算には、並進および回転のコードに対応する境界条件が当該ノードに追加されます。追加のブロック化された自由度ごとに静的モードを1つ計算します。
静的モードは、構造の静的応答に対応します。すなわち、ブロック化された追加の境界条件による影響を受ける取り付け節点セットの自由度すべてに対応します(ただし、1の値を取るものは除外)。
- 並進および回転のコードは、/BCSオプションと同じルールに従います。
- Ifile ≠ 0の場合:実験的または数値的なノーマルモード解析から、事前計算されたモードが含まれる追加ファイルが指定されます。これらのモードは、固有値が求められる領域の次元を減らすために使用され、結果、効率を向上させます。
Ifile = 1の場合、外部モードファイルで定義されたフォーマットで、追加ファイルが指定されます。
- 多段階縮約はサポートが終了しています。
- Freqminのデフォルト値(空白またはゼロに設定の場合)は、0.001Hzです。ゼロ以外の数値を入力した場合、その値は/EIGの単位系セットの周波数を定義します。剛体モードの計算機能は、完全には装備されていません。モデルに十分な制約を定義するか、Freqminにすべての剛体モードを除去できるだけの高い値を選択します。
- 固有モードは、ARPACKソフトウェア(R. Lehoucq、K. Maschhoff、D. Sorensen、C. Yang)を使用して計算します。
- 同時に計算する固有モードの数が少なければ、精度が向上します。
- 計算の過程で使用されるLanczos基本ベクトル数は、下記の式にあるように、ブロックごと(または、Nbloc = 0の場合は合計)の必須固有値の数によって指定されます:
NLanczos vectors = Nrequired eigenvalues * Incv.
- HyperViewでモード形状のポスト処理を行う場合、Load ModelパネルでRadioss Starter入力ファイル(*000.rad)を、Load Resultパネルで最初の出力アニメーションファイル(最初のモードを含む*A001)を選択する必要があります。