/EOS/COMPACTION
ブロックフォーマットキーワード 圧縮されて除荷されることが可能な土やフォームなどの多孔質媒体について圧力を記述します。
フォーマット
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/EOS/COMPACTION/mat_ID/unit_ID | |||||||||
eos_title | |||||||||
C0 | C1 | C2 | C3 | Iform | |||||
B | |||||||||
Psh |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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mat_ID | 材料識別子 (整数、最大10桁) |
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unit_ID | 単位識別子。 (整数、最大10桁) |
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eos_title | 状態方程式のタイトル (文字、最大100文字) |
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C0 | 状態方程式のパラメータ (実数) |
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C1 | 状態方程式のパラメータ (実数) |
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C2 | 状態方程式のパラメータ (実数) |
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C3 | 状態方程式のパラメータ (実数) |
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Iform | 除荷挙動のフラグ定義。 5
(整数) |
|
弾性限界。 以下の場合圧縮なし。
デフォルト = 0.0(実数) |
||
最大圧縮。 デフォルト = 1020(実数) |
||
B | 除荷体積弾性係数 (実数) |
|
Psh | 圧力シフト (実数) |
例
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/UNIT/1
unit for mat
g mm ms
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/MAT/LAW06/6/1
law06
# RHO_I
2.33e-3
# NU PMIN
0.22 -0.02
/EOS/COMPACTION/6/1
law06-compaction
# C0 C1 C2 C3 Iform
1E-2 0.256 0.256 1 1
# MUMIN MUMAX BUNL
0.0 0.115 1.44
# PSH
0
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#enddata
コメント
- この状態方程式は、土やフォームといった多孔質媒体の圧力をモデル化するために使用されます。圧縮は、弾性限界 より小である際は、弾性応答を擁します。
- 塑性圧縮は、下記の曲線で定義されるパス方向です;
(1) ここで、- 材料内の圧力
- 右記の式で示される体積ひずみ;
除荷と再載荷は、勾配がBである直線に沿って為されます。- Psh
- 相対圧力定式化をモデル化するために用いられる圧力シフト値
- 2019.1より前のバージョンでは、この状態方程式は/MAT/LAW10に組み込まれていました(定弾性限界 )。
- Radiossにより流体力学的圧力の計算に用いられ、右記の材料則と適合性のある状態方程式。
- /MAT/LAW3 (HYDPLA)
- /MAT/LAW4 (HYD_JCOOK)
- /MAT/LAW6 (HYDROまたはHYD_VISC)
- /MAT/LAW10 (DPRAG1)
- /MAT/LAW12 (3D_COMP)
- /MAT/LAW49 (STEINB)
- /MAT/LAW102 (DPRAG2)
- /MAT/LAW103 (HENSEL-SPITTEL)
- 除荷経路は、デフォルトでは一定の勾配 に沿って伸びています。Iform=2を使用して、圧縮に伴って増大する可変勾配を定義できます。この勾配は、 におけるC1から における に進展します。