/FAIL/FLD
ブロックフォーマットキーワード 成形限界を記述します。
フォーマット
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| /FAIL/FLD/mat_ID/unit_ID | |||||||||
| fct_ID | Ifail_sh | I_marg | fct_ID adv | Rani | Dadv | Istrain | Ixfem | ||
I_marg = 2または3の場合
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Factor_Marginal | Factor_loosemetal | ||||||||
オプションの行：
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| fail_ID |
定義
| フィールド | 内容 | SI単位の例 |
|---|---|---|
| mat_ID | 材料識別子 （整数、最大10桁） |
|
| unit_ID | 単位識別子 （整数、最大10桁） |
|
| fct_ID | 関数の識別子（FLD図） （整数） |
|
| Ifail_sh | シェル破壊フラグ。
（整数） Ixfem =0： 破壊 - 要素が削除される Ixfem =1の場合： 破壊 - 要素に亀裂が入る 2 |
|
| fct_IDadv | 破壊拡大図関数の識別子 Ixfem=1の場合のみ有効 3 （整数） |
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| Istrain | 工学 / 真の入力ひずみ
（整数） |
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| Rani | 平均異方性係数 デフォルト = 1.0（実数、正） |
|
| Dadv | 亀裂拡大の基準 Ixfem=1の場合のみ有効 3 （0と1の間の実数） デフォルト = 0.5、fct_IDadvが定義されていない場合（後方互換性のため） デフォルト = 1.0、fct_IDadvが定義されている場合 |
|
| Ixfem | XFEMフラグ（/PROP/SHELL、/PROP/SH_SANDW、/PROP/TYPE51プロパティの場合のみ）
（整数） |
|
| I_marg | マージン値フラグ 5
（整数） |
|
| Factor_Marginal | マージンFLD曲線計算値 5 デフォルト = 0.10（実数、正） |
|
| Factor_Loosemetal | ルーズメタル曲線計算値 5 デフォルト = 0.02（実数、正） |
|
| fail_ID | 破壊基準識別子 4 （整数、最大10桁） |
例（要素が削除される）
#RADIOSS STARTER
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/UNIT/1
unit for mat
# MUNIT LUNIT TUNIT
Mg mm s
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#- 1. MATERIALS:
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/MAT/PLAS_JOHNS/4/1
metal
# RHO_I
2.8E-9 0
# E Nu
60000 .3
# a b n EPS_p_max SIG_max0
270 450 .6 0 0
# c EPS_DOT_0 ICC Fsmooth F_cut Chard
0 0 0 0 0 0
# m T_melt rhoC_p T_r
0 0 0 0
/FAIL/FLD/4/1
# Func_id Ifail_sh I_marg Fct_ID_adv R_ani Dadv Istrain Ixfem
1012 1 0 0 0 0 0 0
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/FUNCT/1012
FLD diagram
# X Y
-0.7 0.90
-0.4 0.60
-0.3 0.50
-0.2 0.40
-0.15 0.35
-0.1 0.30
-0.05 0.29
-0.03 0.28
0.0 0.28
0.05 0.33
0.1 0.36
0.2 0.39
0.3 0.42
0.4 0.45
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#enddata
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|例（要素に亀裂が入る）
#RADIOSS STARTER
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/UNIT/1
unit for mat
# MUNIT LUNIT TUNIT
Mg mm s
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#- 1. MATERIALS:
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/MAT/PLAS_JOHNS/4/1
metal
# RHO_I
2.8E-9 0
# E Nu
60000 .3
# a b n EPS_p_max SIG_max0
270 450 .6 0 0
# c EPS_DOT_0 ICC Fsmooth F_cut Chard
0 0 0 0 0 0
# m T_melt rhoC_p T_r
0 0 0 0
/FAIL/FLD/4/1
# Func_id Ifail_sh I_marg Fct_ID_adv R_ani Dadv Istrain Ixfem
1012 1 0 1013 0 0.6 0 1
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/FUNCT/1012
FLD diagram - Initiation
# X Y
-0.7 0.90
-0.4 0.60
-0.3 0.50
-0.2 0.40
-0.15 0.35
-0.1 0.30
-0.05 0.29
-0.03 0.28
0.0 0.28
0.05 0.33
0.1 0.36
0.2 0.39
0.3 0.42
0.4 0.45
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/FUNCT/1013
failure advancement diagram
# X Y
-0.7 0.90
-0.4 0.60
-0.3 0.50
-0.2 0.40
-0.15 0.35
-0.1 0.30
-0.05 0.29
-0.03 0.28
0.0 0.28
0.05 0.33
0.1 0.36
0.2 0.39
0.3 0.42
0.4 0.45
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#enddata
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|コメント
- この破壊モデルはシェル専用です。
- XFEM定式化（Ixfem=1）は、Belytchko（Ishell=1または2）、Ishell=3または4、およびQEPH（Ishell=24）シェル要素とのみ適合性があります。XFEMフラグがアクティブ（Ixfem=1）な場合は、この破壊基準によって、要素または層が削除されるのではなく、要素に亀裂が入ります。単層と多層の2つのXFEMオプションが利用可能です。XFEMオプションは、材料識別子に適用された破壊基準に関連付けられているプロパティタイプに依存します。
- /PROP/SHELL（TYPE1）を使用する場合は、単層XFEMが適用されます。
この場合、要素全体の厚さが単一層とみなされます。破壊基準は各積分点で計算されますが、この要素に適用できる亀裂は１つのみです。このアプローチは、シェルフラグのすべての値（Ifail_sh=1または2）と適合性があります。亀裂方向は、最後に破断した積分点での主制約によって決定されます。
- PROP/SH_SANDW（TYPE11）を使用する場合は、多層XFEMが適用されます。
この場合、板厚全体の各積分点は個別の層とみなされます。破壊基準は別々に計算されるため、亀裂方向は各層で異なる可能性があります。各層における亀裂方向は、ある要素から別の要素へ個別に伝わります。多層XFEMは、Ifail_sh=1とは適合性がありません。この場合、その値は自動でIfail_sh=2に設定されます。
- /PROP/TYPE51を使用する場合は、多層XFEMが適用され、各層に別々の亀裂が現れ、要素間を個別に伝わります。このため、亀裂の方向とパターンは各層で異なります。破壊基準は各積分点で個別に計算され、層内の全積分点が破断した時点で亀裂が伝えられます。多層XFEMは、Ifail_sh=1とは適合性がありません。その値は自動でIfail_sh=2に設定されます。警告: 単層および複数層XFEM定式化は、今のところ、同じモデル内では混在できません。それらのどちらかをモデル全体に対して選択する必要があります。
図 1.
- /PROP/SHELL（TYPE1）を使用する場合は、単層XFEMが適用されます。
- IxfemIxfemオプションを使用する場合は、亀裂拡大について補足基準を使用できます。この補足基準は、破壊初期化のために使用される基準とは異なる可能性があります。この基準は、境界に既存の亀裂先端がある要素に対して使用されます。fct_IDadvが定義されている場合は、拡大破壊値を取得するために、Dadvがこの関数のスケールファクターとして使用されます。fct_IDadvが定義されていない場合は、この値を取得するために、元のFLD図（fct_ID）がDadvスケールファクターとともに使用されます。
- fail_IDは、/STATE/BRICK/FAILおよび/INIBRI/FAILで使用されます。デフォルト値はありません。この行が空白の場合、/INIBRI/FAIL内の破壊モデル変数のために出力される値はありません（/STATE/BRICK/FAILオプションで.staファイルに書き込まれます）。
- 入力Rani、Factor_MarginalおよびFactor_Loosemetalは、FLDを定義するためのアニメーション出力/ANIM/SHELL/FLDZにのみ使用されます。