/INISHE/AUXまたは/INISH3/AUX

ブロックフォーマットキーワード このオプションは、シェル用のユーザータイプ材料則の内部変数(UVARバッファ)を初期化するために使用されます。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/INISHE/AUXまたは/INISH3/AUX
shell_ID nb_integr npg nvars            
各積分点について(Nb_integer > 0):
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
V1 V2 V3     Vnvars

定義

フィールド 内容 SI単位の例
shell_ID 要素識別子

(整数)

 
nb_integr 板厚を通過する積分点の数

この要素のプロパティ定義に対応します。シェルプロパティで指定された積分点の数と一致する必要があります。

(整数)

 
npg サーフェス求積点の数シェルプロパティで使用される定式化に従って設定する必要があります。
= 0(デフォルト)
1に設定されます。
= 1
shell_ID =1、2、3、4、24またはIsh3n =1、2、31のシェル定式化に使用する必要があります。
= 3
DKT18のシェル定式化(Ish3n =30)に使用する必要があります。
= 4
BATOZ定式化(shell_ID =12)に使用する必要があります。

(整数)

 
nvars 補助内部変数の数。シェルで初期化が必要な最初のユーザー変数の数です。これは、ユーザータイプ材料則(NUVAR)で使用される内部変数の総数以下である必要があります。

(整数)

 
V1 1つ目の補助変数値

(実数)

 
Vnvars nvars番目の補助変数値

(実数)

 

コメント

  1. 前回のRadioss実行で出力されたシェルの初期状態の完成が必要な場合もあります。このような場合、オプション/STATE/SHELL/AUX/FULLを使用して前回のRadioss Engineの実行時にこれらの値を得ることができます。
  2. 必ずしもブロックの内容の詳細が記述されているわけではないことに注意する必要があります。
  3. npg = 0または1、およびnb_integr > 0の場合、積分点ごとにシーケンス行4を繰り返す必要があります。
  4. npg = 3または4の場合、下記のように、求積点および積分点ごとにシーケンス行4を繰り返す必要があります。
    • 求積点ごとに繰り返し
    • 積分点ごとに繰り返し
    • 行4
  5. シェルの初期状態の定義には、複数のブロックを使用できます。