/INISPRI/FULL

ブロックフォーマットキーワード スプリング要素の初期状態を記述します。このカードで定義されるすべての値は、計算の開始時に適用されます。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/INISPRI/FULL/unit_ID
spring_ID prop_type nvars              
prop_type = 4ならば、
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
FX DX FEPX DPLX+ DPLX-
LX EI      
prop_type = 12ならば、
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
FX DX FEPX DPLX+ DPLX-
LX EI DFS    
prop_type = 26ならば、
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
FX DX FEPX    
LX EI DV    
prop_type =8、13、25、 prop_type =32 の場合、 /MAT/LAW108/MAT/LAW113を使用:
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
FX DX FEPX DPLX+ DPLX-
FY DY FEPY DPLY+ DPLY-
FZ DZ FEPZ DPLZ+ DPLZ-
MX RX MEPX RPLX+ RPLX-
MY RY MEPY RPLY+ RPLY-
MZ RZ MEPZ RPLZ+ RPLZ-
LX LY LZ EI EDX
EDY EDZ ERX ERY ERZ
prop_type = 29、30、31、32、33、35、36、44、45、46の場合:
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
FX DX      
FY DY      
FZ DZ      
MX RX      
MY RY      
MZ RZ      
EI        
V1 V2 VR3   Vnvars

定義

フィールド 内容 SI 単位の例
unit_ID 単位の識別子(オプション)

(整数、最大10桁)

 
spring_ID 要素識別子

(整数、最大10桁)

 
prop_type プロパティセット 2

(整数、最大10桁)

 
nvars ユーザー要素変数の数

(整数、最大10桁)

 
FX スプリング要素のX方向の力

(実数)

[ N ]
FY スプリング要素のY方向の力

(実数)

[ N ]
FZ スプリング要素のZ方向の力

(実数)

[ N ]
MX スプリング要素のX方向のモーメント

(実数)

[ Nm ]
MY スプリング要素のY方向のモーメント

(実数)

[ Nm ]
MZ スプリング要素のZ方向のモーメント

(実数)

[ Nm ]
DX スプリング要素のX方向の伸び

(実数)

[ m ]
DY スプリング要素のY方向の伸び

(実数)

[ m ]
DZ スプリング要素のZ方向の伸び

(実数)

[ m ]
RX スプリング要素のX方向の回転

(実数)

[ rad ]
RY スプリング要素のY方向の回転

(実数)

[ rad ]
RZ スプリング要素のZ方向の回転

(実数)

[ rad ]
FEPX スプリング要素のX方向の弾塑性力

(実数)

[ N ]
FEPY スプリング要素のY方向の弾塑性力

(実数)

[ N ]
FEPZ スプリング要素のZ方向の弾塑性力

(実数)

[ N ]
MEPX スプリング要素のX方向の弾塑性モーメント

(実数)

[ Nm ]
MEPY スプリング要素のY方向の弾塑性モーメント

(実数)

[ Nm ]
MEPZ スプリング要素のZ方向の弾塑性モーメント

(実数)

[ Nm ]
DPLX+ 正のX方向の最大変位

(実数)

[ m ]
DPLY+ 正のY方向の最大変位

(実数)

[ m ]
DPLZ+ 正のZ方向の最大変位

(実数)

[ m ]
RPLX+ 正のX方向の最大回転

(実数)

[ m ]
RPLY+ 正のY方向の最大回転

(実数)

[ m ]
RPLZ+ 正のZ方向の最大回転

(実数)

[ m ]
DPLX+ 負のX方向の最大変位

(実数)

[ m ]
DPLY+ 負のY方向の最大変位

(実数)

[ m ]
DPLZ+ 負のZ方向の最大変位

(実数)

[ m ]
RPLX+ 負のX方向の最大回転

(実数)

[ rad ]
RPLY+ 負のY方向の最大回転

(実数)

[ rad ]
RPLZ+ 負のZ方向の最大回転

(実数)

[ rad ]
LX スプリング要素のX方向の長さ

(実数)

[ m ]
LY スプリング要素のY方向の長さ

(実数)

[ m ]
LZ スプリング要素のZ方向の長さ

(実数)

[ m ]
EDX 正のX方向の変形エネルギー

(実数)

[ J ]
EDY 正のY方向の変形エネルギー

(実数)

[ J ]
EDZ 正のZ方向の変形エネルギー

(実数)

[ J ]
ERX X方向の回転エネルギー

(実数)

[ J ]
ERY Y方向の回転エネルギー

(実数)

[ J ]
ERZ Z方向の回転エネルギー

(実数)

[ J ]
DFS プーリーブランチ間の相対力 2

(実数)

[ N ]
DV スプリング速度フィルタリング 3

(実数)

[ m s ] MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaWaamWaaeaada Wcaaqaaiaab2gaaeaacaqGZbaaaaGaay5waiaaw2faaaaa@39DE@
EI 内部エネルギーの合計

(実数)

[ J ]
VR1 1つ目のユーザー変数値

(実数)

 
VR2 2つ目のユーザー変数値

(実数)

 
VR3 3つ目のユーザー変数値

(実数)

 
Vnvars nvars番目のユーザー変数値 4

(実数)

 

コメント

  1. スプリングの初期状態は、複数のブロックにより定義されることが可能です(同じスプリングタイプのみ)。
  2. プーリーブランチ間の相対力DFSは、スプリングプロパティ/PROP/TYPE12 (SPR_PUL)にのみ使用できます。
  3. スプリング速度フィルタリングDVは、スプリングプロパティTYPE26にのみ使用できます。これは、ひずみ速度フィルタリング係数(ALPHA – /PROP/TYPE26 (SPR_TAB)を参照)に基づきます。
  4. nvarsは、スプリングで初期化が必要な最初のユーザー変数の数です。これは、ユーザータイプ材料則(NUVAR)で使用される内部変数の総数以下である必要があります。