*MAT_068 (NONLINEAR_PLASTIC_DISCRETE_BEAM)
LS-DYNA入力インターフェースキーワードプレロードを指定できる6つの切り離された自由度を持つ非線形弾塑性離散化ビーム材料を定義します。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) |
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*MAT_068または*MAT_NONLINEAR_PLASTIC_DISCRETE_BEAM | |||||||
mat_ID | TK_r | TK_s | TK_t | RK_r | RK_s | RK_t | |
TD_r | TD_s | TD_t | RD_r | RD_s | RD_t | ||
LCPD_r | LSPD_s | LCPD_t | LCPM_r | LCPM_s | LCPM_t | ||
FFAIL_r | FFAIL_s | FFAIL_t | MFAIL_r | MFAIL_s | MFAIL_t | ||
UFAIL_r | UFAIL_s | UFAIL_t | TFAIL_r | TFAIL_s | TFAIL_t | ||
FO_r | FO_s | FO_t | MO_r | MO_s | MO_t |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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mat_ID | 材料識別子 (整数) |
|
初期密度 (実数) |
||
TK_r, TK_s, TK_t | r、s、tの各方向の剛性 (実数) |
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RK_r, RK_s, RK_t | r、s、tの各軸の回転剛性 (実数) |
|
TD_r, TD_s, TD_t | r、s、tの各方向の減衰 (実数) |
|
RD_r, RD_s, RD_t | r、s、tの各方向の回転減衰 (実数) |
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LCPD_r, LCPD_s, LCPD_t | r、s、tの各方向の力対塑性変位曲線の識別子。44をご参照ください。 (実数) |
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LCPM_r, LCPM_s, LCPM_t | r、s、tの各方向のモーメント対塑性回転曲線の識別子。44をご参照ください。 (実数) |
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FO_r, FO_s, FO_t | r、s、tの各方向の、力によるプレロード | |
MO_r, MO_s, MO_t | r、s、tの各方向の、モーメントによるプレロード | |
FFAIL_r, FFAIL_s, FFAIL_t | r、s、tの各方向の破壊力 | |
MFAIL_r, MFAIL_s, MFAIL_t | r、s、tの各方向の破壊モーメント | |
UFAIL_r, UFAIL_s, UFAIL_t | r、s、tの各方向の破壊伸張量 | |
TFAIL_r, TFAIL_s, TFAIL_t | r、s、tの各方向の破壊回転角度 |
コメント
- このキーワードは/MAT/LAW108 (SPR_GENE)にマップされます。
- この材料は、*SECTION_BEAMでELFORM = 6とした離散化ビーム要素のみで使用できます。
- 初期長さをゼロとしたビームの使用をお勧めします。
- 力対変位曲線とモーメント対角度曲線は、第一象限(オプションで第三象限)でのみ指定できます。第一象限(+ve)の値は引張(または時計回り)の挙動に使用され、第三象限(-ve)の値は圧縮(または反時計回り)の挙動に使用されます。第一象限データ(0,0から始まる)のみが定義されている場合、バネの挙動が同じ/対称になるように、曲線は第三象限でミラーリングされます。
- 同じ自由度に対して力に基づく破壊と変位に基づく破壊の両方を定義している場合は、力に基づく破壊のみが使用されます。
- このキーワードの最後にオプション“_TITLE”を追加することができます。“_TITLE”が含まれている場合、キーワード入力行の後に余分に80文字の長さの行が追加され、エンティティタイトルを定義できるようになります。