/MAT/LAW108 (SPR_GENE)
ブロックフォーマットキーワード このスプリング材料は、6種類の独立した変形モードで機能し、非線形剛性、減衰、さまざまな除荷を考慮しています。
変形、荷重、エネルギーに基づく破壊基準を使用できます。多くの場合、2つのパートのジョイント結合をモデル化するには、一般的なスプリング材料を使用します。この材料は、スプリングのプロパティ/PROP/TYPE23 (SPR_MAT)を参照する/PARTに割り当てる必要があります。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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/MAT/LAW108/mat_ID/unit_IDまたは/MAT/SPR_GENE/mat_ID/unit_ID | |||||||||
mat_title | |||||||||
Ifail | Iequil | Ifail2 |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
K1 | C1 | A1 | B1 | D1 | |||||
fct_ID11 | H1 | fct_ID21 | fct_ID31 | fct_ID41 | |||||
F1 | E1 | Ascale1 | Hscale1 |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
K2 | C2 | A2 | B2 | D2 | |||||
fct_ID12 | H2 | fct_ID22 | fct_ID32 | fct_ID42 | |||||
F2 | E2 | Ascale2 | Hscale2 |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
K3 | C3 | A3 | B3 | D3 | |||||
fct_ID13 | H3 | fct_ID23 | fct_ID33 | fct_ID43 | |||||
F3 | E3 | Ascale3 | Hscale3 |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
K4 | C4 | A4 | B4 | D4 | |||||
fct_ID14 | H4 | fct_ID24 | fct_ID34 | fct_ID44 | |||||
F4 | E4 | Ascale4 | Hscale4 |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
K5 | C5 | A5 | B5 | D5 | |||||
fct_ID15 | H5 | fct_ID25 | fct_ID35 | fct_ID45 | |||||
F5 | E5 | Ascale5 | Hscale5 |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
K6 | C6 | A6 | B6 | D6 | |||||
fct_ID16 | H6 | fct_ID26 | fct_ID36 | fct_ID46 | |||||
F6 | E6 | Ascale6 | Hscale6 |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Fsmooth | Fcut |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
prop_ID | 材料識別子 (整数、最大10桁) |
|
unit_ID | 単位識別子。 (整数、最大10桁) |
|
prop_title | 材料のタイトル (文字、最大100文字) |
|
密度 (実数) |
||
Ifail | 破壊基準
(整数) |
|
Iequil | つり合いフラグ 5 6
(整数) |
|
Ifail2 | 破壊モデルフラグ
(整数) |
|
Ki |
の場合、線形載荷および除荷剛性。 の場合、弾塑性スプリングの除荷剛性としてのみ使用されます。 =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 (実数) |
:
=1、2、3の場合 : =4、5、6の場合 |
Ci | 減衰 =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 (実数) |
:
=1、2、3の場合 : =4、5、6の場合 |
Ai | 非線形剛性関数スケールファクター =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 デフォルト = 1.0(実数) |
:
=1、2、3の場合 : =4、5、6の場合 |
Bi | 対数速度効果スケールファクター =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 デフォルト = 0.0(実数) |
:
=1、2、3の場合 : =4、5、6の場合 |
Di | 対数速度効果スケールファクター =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 デフォルト = 1.0(実数) |
:
=1、2、3の場合 : =4、5、6の場合 |
fct_ID1i | 非線形剛性
を定義する関数の識別子。 7
H1 = 4の場合:上方の降伏曲線を定義する関数識別子。 H1 = 8の場合:関数は必須で力またはモーメント対スプリング長を定義します。 =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 (整数) |
|
Hi | 非線形スプリングの非線形スプリングの硬化フラグ。
=1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 (整数) |
|
fct_ID2i | スプリング速度の関数
として力またはモーメントを定義する関数識別子。 =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 (整数) |
|
fct_ID3i | 関数の識別子 =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 H1 = 4の場合:下方の降伏曲線を定義します。 H1 = 5の場合:残差変位または回転対最大変位または回転を定義します。 H1 = 6の場合:非線形除荷曲線を定義します。 H1 = 7の場合:非線形除荷曲線を定義します。 (整数) |
|
fct_ID4i | 非線形減衰
の場合の関数の識別子。 =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 (整数) |
|
負の並進破壊限界 =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 デフォルト = -1030(実数) |
||
Ifail2 = 0の場合:破壊変位 | ||
Ifail2 = 1の場合:破壊の力 | ||
Ifail2 = 2の場合:破壊内部エネルギー | ||
負の回転破壊限界 =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 デフォルト = -1030(実数) |
||
Ifail2 = 0の場合:破壊回転 | ||
Ifail2 = 1の場合:破壊モーメント | ||
Ifail2 = 2の場合:破壊内部エネルギー | ||
正の並進破壊限界 =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 デフォルト = 1030(実数) |
||
Ifail2 = 0の場合:破壊変位 | ||
Ifail2 = 1の場合:破壊の力 | ||
Ifail2 = 2の場合:破壊内部エネルギー | ||
正の回転破壊限界 =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 デフォルト = -1030(実数) |
||
Ifail2 = 0の場合:破壊回転 | ||
Ifail2 = 1の場合:破壊モーメント | ||
Ifail2 = 2の場合:破壊内部エネルギー | ||
Fi |
と
の減衰関数の横軸に対するスケールファクター =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 デフォルト = 1.0(実数) |
:
=1、2、3の場合 : =4、5、6の場合 |
Ei | 減衰の関数
の縦軸のスケールファクター。 =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 (実数) |
:
=1、2、3の場合 : =4、5、6の場合 |
Ascalei | 剛性の関数
の横軸のスケールファクター。 =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 デフォルト = 1.0(実数) |
:
=1、2、3の場合 : =4、5、6の場合 |
Hscalei | 減衰関数
の縦軸のスケールファクター =1、2、3は並進自由度 =4、5、6は回転自由度 デフォルト = 1.0(実数) |
:
=1、2、3の場合 : =4、5、6の場合 |
Fsmooth | ひずみ速度平滑化フラグ
(整数) |
|
Fcut | ひずみ速度カット周波数 デフォルト = 1030(実数) |
例(スポット溶接 - 破断なし)
#RADIOSS STARTER
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#- 1. LOCAL_UNIT_SYSTEm:
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/UNIT/2
units for material and property
kg mm ms
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/PROP/TYPE23/6680004/2
SPOTWELD_NO_RUPTURE
# Imass Area Inertia skew_ID sens_ID Isflag
2 8E+3 .002 0 0 0
/MAT/LAW108/6680004/2
TYPE8
# Density
1E-6
# Ifail Iequil Ifail2
0
# KTens CTens ATens BTens DTens
1.8 0 0 0 0
# fct_ID1 HTens fct_ID2 fct_ID3 fct_ID4 delta_minTens delta_maxTens
0 0 0 0 0 0
# F E Ascale Hscalex
0 0 0 0
# KTens CTens ATens BTens DTens
.3 0 0 0 0
# fct_ID1 HTens fct_ID2 fct_ID3 fct_ID4 delta_minTens delta_maxTens
0 0 0 0 0 0
# F E Ascale Hscalex
0 0 0 0
# KTens CTens ATens BTens DTens
1.8 0 0 0 0
# fct_ID1 HTens fct_ID2 fct_ID3 fct_ID4 delta_minTens delta_maxTens
0 0 0 0 0 0
# F E Ascale Hscalex
0 0 0 0
# K C A B D
114.649681528662 0 0 0 0
# N1 H N2 N3 N4 theta_min theta_max
0 0 0 0 0 0
# F E Ascale Hscalex
0 0 0 0
# K C A B D
114.649681528662 0 0 0 0
# N1 H N2 N3 N4 theta_min theta_max
0 0 0 0 0 0
# F E Ascale Hscalex
0 0 0 0
# K C A B D
114.649681528662 0 0 0 0
# N1 H N2 N3 N4 theta_min theta_max
0 0 0 0 0 0
# F E Ascale Hscalex
# ISTRAT ASTRAT
0 0
#enddata
コメント
- /PROP/TYPE23 (SPR_MAT)で使用した場合のこの材料則は、スプリングプロパティ/PROP/TYPE8 (SPR_GENE)と同様の動作となりますが、この材料では質量が密度と体積から計算されるか、密度、面積、および長さから計算される点が異なります。
- 自由度(DOF)ごとに繰り返される入力
は、次の方向で定義されます:
- =1: 引張 / 圧縮
- =2: せん断xy
- =3: せん断xz
- =4: ねじり
- =5: 曲げy
- =6: 曲げz
- このスプリングは、その初期長さがゼロである場合、またはその節点のいずれかがすべての方向に拘束されている場合にのみ使用します。その他の場合、力のつり合いは確実に得られますが、モーメントのつり合いは得られません。したがって、モーメントの計算が不正確になります。スプリングの初期長さがゼロではない場合は、/PROP/TYPE13 (SPR_BEAM)または/MAT/LAW113 (SPR_BEAM)を使用します。
- このスプリングには、局所座標系で計算された6つの自由度として があります。この局所座標系は、/SPRING Skew_IDを使用して要素ごとに定義できます。各要素にSkew_IDが指定されていない場合、Skew_IDを使用してローカル座標が/PROP/TYPE23 (SPR_MAT)に定義されます。座標が要素またはプロパティ内で指定されていない場合、グローバル座標が使用されます。
- スプリングの力の符号(引張力または圧縮力)は、節点N1を基準とした節点N2の相対変位によって決まります。節点N1を基準とした節点N2の運動がスプリングの座標系の正方向であれば、スプリングには引張力が適用されています。節点N1を基準とした節点N2の運動がスプリングの座標系の負方向であれば、スプリングには圧縮力が適用されています。
- Iequil = 0(つり合っていない状態)であれば次の式が成り立ちます。
(1) は右記による 方向モーメント; N2
は右記による 方向モーメント; N1
Iequil = 1(力とモーメントがそれぞれつり合っている場合)は次の式が成り立ちます。(2) (3) は右記による 方向モーメント; N2
は右記による 方向モーメント; N1
は右記による 方向モーメント; N2
は右記による 方向モーメント; N1
- 力とモーメントの計算
-
は並進自由度であり、次の設定で
方向の力が計算されます。
で、 =1,2,3
-
は回転自由度であり、次の設定でモーメントが計算されます。
で、 =4,5,6
ここで、- ( )は対応する並進自由度に対するスプリング要素の現在の長さ と初期の長さ との差です。
- は、対応する回転自由度に対するラジアンで表された相対角度です。
- 線形スプリングの場合、 と は0の関数になり、 、 、 、および は考慮されません。
- 剛性関数 (または )が要求された場合、 は除荷の勾配としてのみ使用されます。
- が関数 または の最大勾配よりも低い場合( は降伏曲線の最大勾配と一致しません)、 は降伏曲線の最大勾配に設定されます。
-
は並進自由度であり、次の設定で
方向の力が計算されます。
- このようなスプリングで接続された節点の質量と慣性が確実にゼロ以外になるためには、/PROP/TYPE23の材料密度と慣性が0であってはならないことに注意してください。ただし、それらの節点が剛体のセカンダリ節点である場合を除きます(この場合、非現実的なほど高い剛性と減衰値が回避されます)。
このようなスプリングで接続された節点の質量と慣性がゼロの場合でも、センサーによってアクティブ化された剛体を除き、これらの節点は剛体のセカンダリ節点となることができます。Radioss Engineで剛体をOFFに設定することはできません。
このモデルで、密度が0または慣性が0のスプリングに基本時間ステップを使用することはできません。節点時間ステップまたはアドバンストマススケーリングを使用する必要があります。制御時間ステップが節点時間ステップに設定されていない場合、Radioss Engineのアドバンストマススケーリングも節点時間ステップも自動的にON になりません。