/MAT/LAW114(SPR_SEATBELT)
ブロックフォーマットキーワード このスプリング材料は、1Dシートベルト要素用に設計されています。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
/MAT/LAW114/mat_ID/unit_IDまたは/MAT/SPR_SEATBELT/mat_ID/unit_ID | |||||||||
mat_title | |||||||||
Lmin | |||||||||
K | C | ||||||||
fct_load | fct_uload | Xscale | Fscale | ||||||
E | I | J | Fmax | Mmax | |||||
AS | R |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
mat_ID | 材料識別子 (整数、最大10桁) |
|
unit_ID | (オプション)単位の識別子。 (整数、最大10桁) |
|
mat_title | 材料のタイトル (文字、最大100文字) |
|
密度 (実数) |
||
Lmin | 質量計算用の最小長さ。 デフォルト = 平均メッシュサイズの1%(実数) |
|
K | 単位長さあたりの線形載荷および除荷剛性。 fct_loadが定義されていない場合のみ使用されます。 (実数) |
|
C | 減衰 定義されていない場合は、少量の減衰が自動的に適用されます。 9 (実数) |
|
fct_load | 載荷力と工学ひずみ
の関係を定義する関数の識別子。 (整数) |
|
fct_uload | 除荷力と工学ひずみ
の関係を定義する関数の識別子。 要素がスリップリングまたはリトラクターの内部にある場合は使用されません。 (整数) |
|
Xscale | fct_loadとfct_uloadの
のスケールファクター。 デフォルト = 1.0(実数) |
|
Fscale | fct_loadとfct_uloadの
のスケールファクター。 デフォルト = 1.0(実数) |
|
E | 圧縮と曲げのヤング率。 (実数) |
|
I | 曲げの断面2次モーメント。 (実数) |
|
J | ねじれの断面2次モーメント。 (実数) |
|
Fmax | せん断と圧縮の最大力。 (実数) |
|
Mmax | 曲げとねじりの最大モーメント。 (実数) |
|
AS | せん断面積。 (実数) |
|
R | 慣性のスケールファクター。 デフォルト = 1.0(実数) |
例(シートベルト)
#RADIOSS STARTER
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/UNIT/1
Seatbelt
Mg mm s
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/MAT/SPR_SEATBELT/1/1
Seatbelt
# Density Lmin
1E-6 0
# KTens CTens
10000 1.1
# fct_load fct_uload Xscale Fscale
0 0 0 0
# E I J FMAX MMAX
0 0 0 0 0
# AS R
0 0
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#ENDDATA
/END
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
コメント
- K > 0かつfct_load = 0の場合は、引張挙動を線形弾性として定義できます。
- 除荷曲線が定義されていない場合(fct_uload = 0)、載荷曲線(fct_load > 0)が載荷と除荷の両方に使用されます。
- デフォルトでは圧縮はないため、関数fct_loadとfct_uloadは、正のひずみについてのみ入力される必要があります。
- 圧縮での挙動はヤング率(E)を使用して定義できます。この場合、この挙動は必ず完全塑性となり、最大力はFmaxによって定義されます。
- 曲げとねじりの挙動は、ヤング率、面積、断面2次モーメントを使用することによっても定義されます。この挙動は完全塑性です。
- シートベルト要素がリトラクターまたはスリップリングの内部にある場合、除荷曲線は使用されません。
- この要素がスリップリングおよびリトラクターの内部にある場合、減衰は適用されません。
- 最小長さは、剛性が無限になるのを防ぐため、スリップリング(/SLIPRING/*)とリトラクター(/RETRACTOR/*)の場合にのみ使用されます。
- シートベルトには、減衰を使用することをお勧めします。C = 0の場合、少量の臨界減衰が自動的に適用されます。