/SHEL16
ブロックフォーマットキーワード 3次元シェル要素(16節点厚肉シェル要素)を記述します。
この厚肉シェル構造をモデル化するには、16節点厚肉シェル要素を使用する必要があります。この要素の定式化は厚肉シェル定式化で、厚みの中に1つの要素しか含まれない曲げ挙動(弾性と塑性)を正確に記述できます。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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/SHEL16/part_ID | |||||||||
shell_ID | node_ID1 | node_ID2 | node_ID3 | node_ID4 | node_ID5 | node_ID6 | node_ID7 | node_ID8 | |
node_ID9 | node_ID10 | node_ID11 | node_ID12 | ||||||
node_ID13 | node_ID14 | node_ID15 | node_ID16 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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part_ID | ブロックのパート識別子。 (整数、最大10桁) |
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shell_ID | 要素識別子 (整数) |
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node_ID1 | 節点識別子1 (整数) |
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node_ID2 | 節点識別子2 (整数) |
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node_ID3 | 節点識別子3 (整数) |
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node_ID4 | 節点識別子4 (整数) |
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node_ID5 | 節点識別子5 (整数) |
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node_ID6 | 節点識別子6 (整数) |
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node_ID7 | 節点識別子7 (整数) |
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node_ID8 | 節点識別子8 (整数) |
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node_ID9 | 節点識別子9 (整数) |
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node_ID10 | 節点識別子10 (整数) |
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node_ID11 | 節点識別子11 (整数) |
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node_ID12 | 節点識別子12 (整数) |
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node_ID13 | 節点識別子13 (整数) |
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node_ID14 | 節点識別子14 (整数) |
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node_ID15 | 節点識別子15 (整数) |
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node_ID16 | 節点識別子16 (整数) |
コメント
- 識別子は、それぞれの要素ファミリー内で一意である必要がありますが、グローバルモデルにおいて、各要素タイプが固有の要素識別子を持つことが推奨されます。
- 16節点厚肉シェル要素は、内部的には、ソリッド材料とソリッドグループ(grbric_ID)を使用してソリッド要素(brick_ID)として扱われます。
- 16節点厚肉シェル要素は、プロパティの/PROP/TYPE20 (TSHELL)と/PROP/TYPE21 (TSH_ORTH)と共に使用する必要があります。
- 16節点厚肉シェル要素には相互に異なる識別子を設定する必要があります。
- “s”方向の応力は0ではありませんが、一定です。
- 節点9から10に0が設定される場合、対応するエッジでは線形挙動が想定されます。