/TH/ACCEL

ブロックフォーマットキーワード 加速度計の時刻歴を記述します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/TH/ACCEL/thgroup_ID
thgroup_name
var_ID1 var_ID2 var_ID3 var_ID4 var_ID5 var_ID6 var_ID7 var_ID8 var_ID9 var_ID10
Obj_ID1 Obj_ID2 Obj_ID3 Obj_ID4 Obj_ID5 Obj_ID6 Obj_ID7 Obj_ID8 Obj_ID9 Obj_ID10

定義

フィールド 内容 SI単位の例
thgroup_ID THグループの識別子

(整数、最大10桁)

 
thgroup_name THグループ名

(文字、最大100文字)

 
var_ID1, ...n TH向けに保存される変数(下の表をご参照ください)

(文字、最大8文字)

 
Obj_ID1, ...n 保存するオブジェクトの識別子

(整数)

 

TH出力キーワードと変数

キーワード 保存されるオブジェクト 変数
ACCEL Accelerometer AX, AY, AZ, WX, WY, WZ

可能な変数 - パート 2

キーワード 変数グループ 保存されるTH変数
ACCEL DEF AX, AY, AZ
  W WX, WY, WZ

加速度計の出力

  • AXX方向の加速度
  • AYY方向の加速度
  • AZZ方向の加速度
  • WXX方向の加速度積分
  • WYY方向の加速度積分
  • WZZ方向の加速度積分

    γ g を全体スキューシステムで表わした節点の加速度ベクトルとし、 γ s を移動スキューに投影される節点の加速度ベクトルとします。

    ν g を全体スキューシステムで表わした節点の速度ベクトルとし、 ν s を移動スキューに投影される節点の速度ベクトルとします。

    R ( t ) を時間 t MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqipu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaamiDaaaa@36CF@ におけるスキューの方向マトリックスとします。すると、以下の式が成り立ちます: (1)
    γ s = R ( t ) γ g
    (2)
    v s = R ( t ) v g
    ν s を時間に対して微分すると、以下の式が導き出されます:(3)
    d v s d t = d R d t v g + R d v g d t = d R d t v g + R γ g = d R d t v g + γ s

    これにより、移動スキューに投影される節点の速度 ν s の算出は、移動スキューに投影される節点の加速度 γ s と同等の結果が得られないことがわかります。

    加速度計の出力に使用できるベクトルWXWYWZは以下のように表されます:(4)
    w = 0 t γ s ( u ) d u

    この出力への微分により、加速度計で使用されフィルター加速度AXAYAZを計算する4ポールButterworthとは別のフィルターとして積分 / 微分が機能し、移動スキューに投影される節点加速度 γ s の値が得られます。

コメント

  1. 使用可能な出力は上の2つの表に示されています。

    最初の表にはTH変数が示されています。TH変数が要求されると、この変数が書き込まれます。

    2番目の表には変数グループが示されています。変数グループが要求されると、関連するすべてのTH変数がただちに書き込まれます。