新機能
SimSolid 2023の新機能に関する情報。
Altair SimSolid 2023 リリースノート
主な特長
- 非線形ジオメトリでの逐次荷重
- インポートされた仮想ブッシング
- ローカル座標系でのコンタープロット
- ソリューション設定の改善
- Spatialリーダー
新機能
- 非線形ジオメトリでの逐次荷重
- 複数の構造解析が互いにリンクされる構造連続解析が、構造非線形形状解析でサポートされるようになりました。
- インポートされた仮想ブッシング
- Connectionsの下のVirtual bushingsを.csvファイルからインポートできるようになりました。仮想ブッシングをインポートするには、ブッシングの座標、3つすべての軸に沿った線形および回転剛性、および座標系が必要です。指定された直径に基づいて、ブッシングがマッピングされます。これは、入力座標から指定された直径内にある2つのパートに結合されます。
- ローカル座標系でのコンタープロット
- 構造およびモーダル解析のすべてのコンタープロットを、ローカル座標系に沿ってプロットできるようになりました。ローカル座標系は直交座標または円筒座標とすることができます。Set Output Coordinate System設定には、凡例からアクセスできます。Pick infoおよびResult graphは、出力座標系に基づいて結果を出力します。
- 構造非線形解析に基づく疲労解析
- 疲労解析では、分離接触解析を伴う構造非線形解析を参照できるようになりました。これは、構造線形解析に加えてサポートされています。
- Spatialリーダー
- Spatialリーダーと呼ばれる新しいジオメトリリーダーが、CATIA V5およびV6ファイルでサポートされます。このリーダーは、 から選択できます。
- 剛体モードのカットオフ
- 動解析で剛体モードのカットオフを定義できるようになりました。デフォルトは1Hzに設定されています。
機能強化
- ソリューション設定の改善
- ソリューション設定が、グローバルおよびグローバル+ローカルと呼ばれる2つの高レベルアダプティブにリファクタリングされました。
- ボルト締め付けの新たなアプローチ
- ボルト / ナット締め付けがアクティブな荷重として実行されるようになりました。ターゲット軸力が正確に達成されるようになりました。
- カスタム座標系でのリモート荷重のインポート
- .csvからインポートされたリモート荷重が、グローバル座標系に加えてカスタム座標系を参照できるようになりました。
- 製品版
- 製品版を から選択できるようになりました。Basic、Standard、Advancedを含む製品版が使用可能です。これらに加え、30日間StandardバージョンにアクセスできるTrial版も使用できます。
- 材料データベースのリファクタリング
- 機械 / 熱など特定の物理特性に基づいて材料を作成できるよう、材料データベースがリファクタリングされました。熱解析のみを実行するのに機械的特性を入力する必要はなく、その逆も同様です。
- スポット溶接のリファクタリング
- スポット溶接は、適宜2T/3T/4T溶接を表すようにリファクタリングされました。すべての溶接は2T溶接に変換されなくなりましたが、プロジェクトツリーに作成済みとして表示されます。
- 動解析の境界条件のリファクタリング
- 動解析の同じジオメトリエンティティに複数の境界条件を適用できるようになりました。これにより、異なる方向に沿って異なる荷重関数を適用できます。
- RMS応答のプロジェクトファイルへの保存
- RMSフォンミーゼス応力が、評価後にプロジェクトファイルにも保存されるようになりました。
- リンクされた解析の実行
- リンクされたすべての解析は、解析マネージャーを使用することなく自動的に実行されます。これは、構造、座屈、モード予荷重、動的、熱応力、きしみ / がたつき音など、リンクされたすべての解析に適用されます。
- CADインポートフォーマットの更新
- 対応CADフォーマット一覧を更新しました。
- ファイルフォーマット
- サポートされているバージョン
- CATIA V5
- R10~R33
- NX/Unigraphics(.prt)
- 11~NX CR 2212
- SOLIDWORKS(.sldpart、.sldasm)
- 99~2023
- 更新されたTeamcenterバージョン
- 現在は、Teamcenterのバージョン10.0~13.4がサポートされています。
- PUNCHファイルへの回転の出力
- 周波数応答解析のために、回転がPUNCHファイルに出力されるようになりました。
既知の問題
- 仮想コネクター下での線形ガイドジョイントの問題。
解決された問題
- 動解析では、その周波数間隔のモードのみでなく、常に使用可能なすべてのモーダル空間が使用されるようになりました。
- 境界条件が円形スポットに適用される場合の熱解析に関する問題。
- マスターとメイトは、それぞれプライマリとセカンダリに置換されました。
- 動解析において、10,000Hzのみでなく、すべての周波数にわたって均一の関数が定義されるようになりました。
- Fusion用のSimSolidプラグインに関する問題。
- .csvからインポートされた熱情報で、その座標のジオメトリ単位が使用されるようになりました。
- インポートされた熱情報の近似に関する問題。
- アラインメントまたは慣性荷重を伴う逐次解析に関する問題。
- プロジェクトツリー内の材料を材料データベース内の同じ材料に置き換えることができるようになりました。
- 表示されるモデル、境界条件および結果に関するグラフィック問題。
- 選択情報とコンタープロットの同期に関する問題。
- いくつかのジオメトリリーダーに関する問題。
- ボルト / ナット締め付けに関する問題。
- 複数の設計スタディにわたって使用される場合の結合の破損に関する問題。
- 削除 / 除去済みパートの結合および境界条件の処理に関する問題。
- シーム溶接作成が改善されました。
- 形状非線形解析におけるアラインメントの境界条件に対する反力のプロットに関する問題。
- 複数荷重ケース解析での反力に関する問題。
- 結果プロットを精緻化した後のRMS結果のプロットに関する問題。
- 設計スタディをコピーした際の表示に関する問題。
- いくつかの不安定性。
- いくつかの製品クラッシュ。