簡素化された車両モデルについて、OptiStructを用いて伝達経路解析(TPA: Transfer Path Analysis)を行います。TPAは、指定の応答ポイントにおけるシステム内の異なる構造伝達経路を介した騒音またはノイズを計算、ランク付けするために使用されます。
図 1. 簡素化した車両モデル
図 2. 構造の伝達経路を表すエンジンブロックからボディへの接続
モデル概要
使用されるモデルは、音響空間を含む簡素化された車両モデルです。モデルは既に、モーダル周波数応答解析用にセットアップされています。応答ポイントは、音響空間内のドライバーの耳の位置に近い節点です。加振のソースは、エンジンブロックの全体Z方向の単位荷重です。エンジンブロックは、
RBE2+
CBUSHとしてモデル化されているエンジンマウントを使って3つのポイントでボディに接続されています。TPAをセットアップするために、
PFPATHバルクデータカードを使用し、それを
PFPATH入出力オプションカードを使って参照します。
- FE Model
- 要素タイプ
- CHEXA
- CPENTA
- CTETRA
- CQUAD4
- CTRIA3
- CBUSH
- CBAR
- RBE2
結果
結果のポスト処理には、
HyperViewのTPAユーティリティを使用します。このユーティリティを使用し、ドライバーの耳の位置での
式 1によって与えられるCalculated Responseが、Solver Responseに対しプロットされます。すべての経路が考慮されており、アタッチメント力の出力に使用されている座標系が伝達経路出力に使用されている座標系と揃っている場合は、Calculated ResponseはSolver Responseとマッチアップするはずです。
(1)
Pt=Σpaths[Pi]=Σpaths[(PF)i∗Fi]
ここで、
-
(PF)i
- 伝達関数、右記の経路についての単位荷重に対するドライバーの耳位置での圧力; i
図 3. Solver Response vs Calculated Response. (すべての経路の要約)
問題の周波数、すなわち、ターゲットレベルを上回る可能性のある応答のピークを選択し、特定の周波数における応答への一番の要因(寄与度)を求めます。
図 4. Bar Plotでの特定の周波数における一番の要因