振動と音響のソリューション
音響性能解析
ノイズの少ない高品質なサウンドを実現するためのスピーカーの最適性能を解析するため、有限要素解析が実行されます。
ユースケース
だれでも、オーディオシステムには、その部屋を深い低音とクリアな高音で満たす、すばらしい、高品質な、大音量でもクリアなサウンドを求めます。サウンド品質は音量が大きくなったときに変化してはならず、振動や静的ヒスノイズがスピーカーから生じることは回避したいはずです。
モデルファイル
FEAモデルの概要
結果
振動音響解析
OptiStructでは、最高品質のサウンドを感じ取るためのスピーカー設計に、シミュレーション主導のアプローチを提供します。
昨今、スピーカーの業界では、スピーカー設計における非常に大きな前進がありました。スピーカーは小型化され、コンパクトで洗練されてきています。小型化するに従いで電子機器もコンパクト化され、このような小型デバイスの物理試験は非常に面倒で、手間がかかるものとなっています。たとえば、スピーカーで生じた振幅の大きい振動により、内部コンポーネントは互いにぶつかり、バズ音やラトル音を生じさせる傾向があります。2つの小さなワイヤが継続的にぶつかり合ったりこすれ合ったりした場合、スピーカー内のこのようなコンパクトな環境では問題が生じている場所自体を見つけるのが困難です。OptiStructでは、この問題を可視化し、診断するための優れたソリューションを提供します。OptiStructシミュレーションの結果を、最適な性能を得るためのスピーカー設計に使用できます。
ノーマルモード解析
ユースケース
モデルファイル
FEAモデルの概要
結果
周波数応答解析
単一の周波数で適用される正弦波荷重による、構造の定常状態応答を計算するために使用します。
ユースケース
アセンブリのさまざまな位置でのスピーカーの振動レベルを把握するため、スピーカーに対して周波数応答解析が実行されます。ターゲットを満たさない部分を特定し、その不具合の根本原因を診断して、ターゲットを達成するよう最適化することができます。したがって、周波数応答解析を使用することにより、過度な振動を捕え、スピーカー設計を最適化できます。OptiStructは、すべてのモーダル周波数応答サブケースのモード寄与度係数をチェックするオプション(PFMODE)を提供しています。これにより、ターゲットポイントの応答に向けてどの構造モードの寄与が最大になるかを確認できます。
モデルファイル
FEAモデルの概要
結果
過渡解析
スピーカーアセンブリが時間依存の荷重を受けたときの動的応答を特定します。過渡解析の指針は、スピーカーの全体的な変位を追跡し、固定されたテーブルに対するスプリングの相対的な動きを確認することです。
ユースケース
ここでは、OptiStructのモーダル過渡解析が実行され、スプリング上で支持されたスピーカーアセンブリの振動が可視化されます。
モデルファイル
FEAモデルの概要
結果
音響解析
無限および半無限領域の音響モデリングは、振動音響問題における放射音や外部騒音などの定量的な予測に欠かすことができません。音響問題の解析に使用されるさまざまな方法について説明します。
無限境界要素法を使用した外部音響: ユースケース
この方法では、構造メッシュの周りの滑らかな音響メッシュ(この場合は球)が関与します。音響メッシュ(音響球のサーフェス)の終端は無限境界要素となっています。
モデルファイル
FEAモデルの概要
結果
RADSND法を使用した外部音響
この方法では、節点を振動させ、それらの節点を離散音源とみなすことにより生成された放射音を測定します。
ユースケース
この方法では、構造の周りに音響メッシュを必要としません。したがって、計算が高速になりますが、得られる結果は正確ではなく、近似となります。
モデルファイル
FEAモデルの概要
スピーカーアセンブリには、モーダル法による周波数解析で適用された荷重がかかります。境界条件もこのシナリオと同じです。音圧レベルを測定するためのマイクロフォンは、1mの位置にあります。
結果
スピーカーモデルの性能
ここでは、自然環境内で人が受ける音圧レベルが測定されます。
ユースケース
居間でのスピーカーの配置を示します。ここで、居間内のさまざまな位置での音圧レベルを照会したり、感知する音圧レベルに対するスピーカーアセンブリの向きの変化の影響を確認することもできます。ここでは、現実の設定とラボ設定(物理試験)でのスピーカーの試験を行う(マイクロフォンは事前に定義したポイントにのみ配置されます)ため、OptiStructがいかに効果的なプラットフォームを提供しているかを示します。
モデルファイル
モデル概要
- スピーカーが聴き手と直接面している(角度 = 0°)場合の音圧レベル
- スピーカーが回転している(角度 = 30°)場合の音圧レベル
結果
ランダム振動解析
この解析では、構造的健全性を判定します。
- 高い加速度レベル
- 高い応力レベル
- 大きな変位の振幅
モデルファイル
周波数応答解析ユースケース
PCBのクリティカルな領域を解析するには、まず、PCBの固有振動数を計算するためのノーマルモード解析が実行されます。
周波数応答解析モデルの概要
周波数応答解析の結果
ランダム応答解析ユースケース
ランダム応答解析は、FRFの結果を使用し、振幅vs周波数(最大10000Hz)のパワースペクトル密度グラフを追加して実行されます。