2023
本マニュアルは、OptiStructで利用できる機能やシミュレーション手法の詳細を提供しています。
解析のテクニックセクションでは、次の概要を示します:
OptiStruct 2023の新機能を確認できます。
OptiStructは実績のある最新の構造ソルバーであり、静的 / 動的 / 振動 / 音響 / 疲労 / 熱伝導 / マルチフィジックスの分野にまたがる線形 / 非線形解析について包括的で正確、かつスケーラブルなソリューションを提供します。
インタラクティブなチュートリアルでOptiStructの各種機能を理解することができます。
ここでは、OptiStructの実行について記します。
要素は、形状や変位の変動を構造の変形に基づいて(許容可能な近似に)完全に表現するため、有限要素解析で欠かせない部分となっています。
OptiStructによって提供される材料のタイプは、等方性材料、直交異方性材料、異方性材料です。構造モデルで使用される各材料の特性を定義するには、材料特性定義カードを使用します。
ハイパフォーマンスコンピューティングは、高効率ソフトウェア、メッセージ受け渡しインターフェース、メモリ処理機能と共に、スタンドアロンまたはクラスター形式でコンピューティングパワーを利用して、各種のソリューションでスケーラビリティを高めて実行時間を最少化することを可能にします。
OptiStructには、さまざまなエンジニアリングフィールドおよびテクノロジーフィールドのアプリケーション用に幅広い社内ソルバーおよびサードパーティソルバーが含まれています。
接触は、解析手法と最適化手法の不可欠な要素であり、物理的な構造とプロセスの挙動を理解、モデル化、予測、および最適化するために利用されます。
構造解析セクションでは、次の解析の概要を示します。
熱解析セクションでは、次の解析の概要を示します。
電気伝導解析では、電気負荷を受ける構造内の電位の計算が行われます。
音響解析セクションでは、次の解析の概要を示します。
OptiStructとAcuSolveは、分割され調整された方法に基づいて流体-構造直接連成相互作用(DC-FSI)解析を実行するために、完全に統合されています。
疲労解析は、荷重サイクル数が大きい構造へのソリューションを目的としています。
空力弾性解析は、空力荷重がかかるフレキシブルな航空機構造物のたわみを研究するものです。航空機構造物の変形は気流に影響を与えます。
マルチボディシステムは、サブシステム(ボディ、コンポーネント、またはサブストラクチャ)のアセンブリとして定義されます。
ローターダイナミクスは、回転するコンポーネントを含んだ構造の解析です。
圧電材料は、構造変形によって電位が生じ、電位によって構造変形が生じる材料のクラスです。
NVHの適用およびテクニックのセクションでは、次の概要を示します:
OptiStructでは、パワートレインアプリケーションに対して業界をリードする機能およびソリューションを提供しています。本書では、パワートレイン業界のさまざまなアプリケーションに向けたOptiStructの機能を紹介します。各セクションでは、簡単な紹介の後、対応する解析タイプのフィールドでの一般的な目的が示されています。
このセクションでは、電器産業向けのOptiStructの機能について概述します。電器産業に関連する問題の例を取り上げて、一般的なソリューションシーケンス(解析技法)を紹介します。
ここでは、OptiStructを使用した航空宇宙用途向けの有限要素解析(FEA)の概要を説明します。
パートとインスタンスの機能は、独立して作成されたサブストラクチャ(またはパート)を単一モデルに結合するために使用できます。
サブケース依存モデリングでは、1回のソルバーランで複数の構造を解析できます。
グローバル-ローカル解析は、2つ以上のサブモデルを使用して全体モデルを解析するテクニックです。1つのサブモデルは構造全体を表しますが、精度は低く(たとえば、メッシュサイズが大きくなる)、一方のサブモデルは、構造の一部分しか表しません(たとえば、より小さなメッシュサイズを使用)。
スーパーエレメントまたはDMIG(直接マトリックス入力)手法は、ユーザー定義のコンポーネントを指定されたインターフェース節点に効果的に縮退するための既知の業界標準であり、この手法を適切に使用すると、有限要素解析のパフォーマンスを向上させることができます。
マトリックスの直接入力(スーパーエレメント)のセクションでは、次の概要を示します:
多孔質弾性材料は、多孔質体の間隙に流体が存在する、流体-構造連成システムをモデル化するために使用できます。
初期荷重または初期応力線形解析は事前の荷重を受けた構造のあらゆるタイプの構造線形解析を指します(プレローディングまたはプレストレッシングとも呼ばれます)。
多くのエンジニアリングのアセンブリはボルトを用いて結合されており、通常、実働荷重が与えられる前にプリテンションが加えられています。
初期不整は大変位非線形静解析で使用され、たとえば、さまざまな技法の中でも特に弧長増分法と組み合わせた座屈後問題が対象となります。
粘着域のモデル化手法を使用して、接着および接合インターフェースおよび対応する亀裂発生や進展をモデル化できます。
記号置換は、モデル全体で使用できる様々なデータフィールドを定義するために、パラメータ表記を用いて入力ファイルを変更できる柔軟性を提供します。
周期対称とは、代表(または基本)セグメントが対称軸を中心として円形にパターン化された場合にフルモデルになる対称のタイプです。
板厚マッピング機能を使用すると、外部成形結果ファイルからOptiStruct内の対応するモデルに板厚データをマッピングすることができます。
ここでは次の境界条件について説明します。
OptiStructでは、さまざまなデフォルト設定およびオプションに応じて出力が生成されます。また、ASCII(PCHなど)からバイナリファイル(H3Dなど)までさまざまな出力フォーマットで出力変数を使用可能です。
サードパーティープログラム用にOptiStructから出力をどのように作成するか。
本セクションでは、以下の最適化タイプの概要を記します。
構造最適化によって得られた結果を、設計プロセスおよびFEA再解析において使用するための形状情報に戻すことのできる半自動化された形状リカバリーソフトウェア。
OptiStructの実行時によく発生するエラーを特定し、解決するためのガイド。
本セクションでは、数字の小さいほうからエラーメッセージをリストしています。
本セクションでは、数字の小さいほうからワーニングメッセージをリストしています。
本マニュアルは、OptiStructで利用できる入力エントリ、出力エントリ、およびパラメータに関する詳細なリストと使用方法を提供しています。
OptiStruct例題集は、様々なソリューションシーケンスや最適化タイプについて解かれた例題を集めたもので、現実世界の応用とOptiStructの機能の例をユーザーに提供します。
本マニュアルでは、NAFEMSの問題を含めた検証モデルの解を紹介しています。
本セクションでは、OptiStructに関してよくある代表的な質問についてお答えしています。