ExpertAI

教師なし機械学習を使用した最適化で、ユーザーが指定した基準に従って探索結果をグループ化します。

  1. 設計探索リボンの評価ツールグループでResults Explorerツールをクリックします。


    図 1.
    Results Explorerブラウザが開きます。
  2. Results ExplorerブラウザでExpertAIアイコンをクリックします。


    図 2.
    ExpertAIパネルは3つのエリアDataset and Clustering、Classifiers、Constraintsの3つに分かれています。
    Dataset
    変位などの応答タイプに基づいてデータセットを作成します。クラスター化された結果のレビューと可視化を行います。
    Classifiers
    ラベル付けされたクラスターデータから分類子を作成します。トレーニングされた分類子は、その後の最適化における制約条件として活用することができます。
    Constraints
    選択されたクラスターに基づいて作成された制約を使用して最適化を作成し、評価します。
  3. 新規のデータセットを作成します。
  4. をクリックして、新しいデータセットを作成します。
  5. DatasetダイアログでSubcaseを選択します。
  6. 1つ以上の結果タイプ、1つのステップ、およびクラスタリングに含めるパートのすべてのパートIDを選択します。
    注:

    ステップが選択されていない場合、最後のタイムステップがクラスタリングに使用されます。

    PartIDが選択されていない場合は、すべてのパートがクラスタリングに使用されます。
  7. Requestをクリックします。
  8. Submitをクリックします。

    クラスタリングレポートが作成されます。モデルの規模や結果によっては、レポートの作成に時間がかかる場合があります。

    作成されると Datasetダイアログが閉じ、新しく作成されたクラスター情報が表示されます。



    図 3.
  9. クラスターの可視化 ツールを使用してクラスターの情報をさらに詳しく調べます。
  10. Train Classifierをクリックすると、現在のクラスターに基づいて分類子が作成されます。
    トレーニングされた分類子は、以下の表に示された情報とともにリストされます。
    Accuracy with Solver
    ソルバーベースの最適化実行時に期待される精度が表示されます。
    Accuracy with Fit
    フィットベースの最適化を実行する際に期待される精度を表示します。
    R-Squared Fit
    フィットの質を表示します。
  11. 分類子を右クリックして、Create Constraintを選択します。
  12. 制約として使用するクラスターを選択し、制約の下限を入力します。
    その後の最適化では、最適な結果が制約値よりも高い確率で選択されたクラスターに適合するように、制約を満たそうとします。
  13. Optimizeをクリックし、実行する最適化タイプを選択します。
    注: 最適化では、クラスターが作成された元の探索から、目標を含む設計変数と応答を使用します。最適化を実行するには目的関数が必要です。

    元の探索タイプがDOEの場合、フィットベースとソルバーベースの両方の最適化を実行できます。元の探索タイプが最適化の場合、実行できるのはソルバーベースの最適化のみです。

クラスターの可視化

クラスター情報の詳細確認や視覚化に役立つツールや機能が数多くあります。

  • 指定されたクラスターのデンドログラムを表示するには、をクリックします。
    デンドログラムは、クラスタ間の階層的関係を示す視覚的なツールです。
    ヒント: デンドログラムの画像を保存するには、Saveをクリックします。
  • 指定されたクラスターのシルエットプロットを表示するには、をクリックします。
    シルエットプロットは、クラスター内の妥当性と一貫性、および各実行がどの程度分類されたかを示します。
  • Show Clustersチェックボックスを選択すると、アクティブな散布図上の実行をクラスター別に色付けします。
  • 形状を右クリックし、Animate Selectionを選択します。
    これは、アクティブなHyperViewクライアント(アクティブなクライアントがHyperViewクライアントでない場合、新しいクライアントが開きます)にアニメーションをロードし、選択したクラスターの各実行の最終的な変形形状をオーバーレイ表示します。これは、与えられたクラスター全体の変形した形状を視覚化するのに有効です。
  • クラスターまたはクラスター列の空白部分を右クリックし、Animate all Clustersを選択します。
    新しいページが作成され、新しいHyperViewクライアントに各クラスターのアニメーションがロードされて、各クラスターにおける実行の最終的な変形形状が重ね合わせ表示されます。これは、各クラスター全体の変形図を可視化したり、あるクラスターと他のクラスターを比較したりするのに有効です。
  • Clusters列でクラスターを選択すると、そのクラスターを構成する実行がRuns in Cluster列に表示されます。クラスター内のRun列で1つまたは複数の実行を選択し、右クリックしてOverlay Selectionを選択します。
    これは、アクティブなHyperViewクライアント(アクティブなクライアントがHyperViewクライアントでない場合、新しいクライアントが開きます)にアニメーションをロードし選択した各実行のすべてのタイムステップを含む結果をオーバーレイします。
  • Generate Classifierをクリックすると、現在のクラスターに基づいて分類子が作成されます。
    分類を行うことで、クラスタリング情報を利用できるようになり、分類の割り当てが最適化の制約条件として機能します。この機能は今後のリリースで強化され、活用される予定です。