変動性スタディ

変動性スタディを行うことで、製造上のばらつきが影響を与えるきしみとがたつきのリスクを調べます。

変動性スタディを実施する前に、以下を確認してください:
  • それ以前の工程をすべて完了している必要があります。
  • 関心のあるすべてのE-Linesと動的荷重ケースがモデル内に存在する必要があります。
  • DOE / 確率統計スタディを実行するために、HyperStudyがインストールされている必要があります。

パートの製造には、材料のトレランスや品質のばらつきが関連することがよくあります。また、寸法や結合剛性のばらつきが組み立て工程で上乗せされることから、1台ごとに異なる製品が生まれることになります。これらの工程は、製品の品質と性能に大きく影響します。

きしみとがたつきは、生産された製品の品質と密接な関係がある現象です。

設計変数は、選択した出力応答のシステムパフォーマンスに影響するシステムパラメータです。例えば、パートの板厚や材料特性は設計変数です。上下限値で変数値の範囲を指定すると、その変数値がスタディ内で変化します。

SnRDでは、スタディの設計変数として次の各モデルパラメータを使用できます:
  • コンポーネントの厚み
  • 材料の特性
    • ヤング率
    • 密度
  • 取り付け剛性
  • 減衰