データセットの作成と管理
データセットは、モデルのトレーニングやスコア付けに使用される1つまたは複数のシミュレーション結果の集合です。
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データセットを作成します。
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データセットを管理します。
CAEデータの互換性
ここでは、PhysicsAIのデータ互換性について詳しく説明します。
ファイルタイプ
PhysicsAIは、HyperViewによって読み取り可能なすべてのCAEファイルフォーマットと互換性があります。これには、.h3dのようなフォーマットや、いくつかのサードパーティCAEフォーマットが含まれます。
フォーマットの全リストについては、こちらをご参照ください。
要素タイプ
PhysicsAIは、読み取り可能なすべてのCAE要素タイプをサポートしています。これには、0D、1D、2D、3D要素と、1次および2次要素が含まれます。
多面体要素はサポートされていないため、PhysicsAIとの互換性はありません。
静的 / 過渡
静的シミュレーションと過渡シミュレーションの両方がサポートされています。
過渡シミュレーションの場合、すべてのサンプルの時間ステップ数は等しい必要があります。
物理特性
構造、CFD、熱、製造など、ほぼすべてのタイプの物理特性シミュレーションがサポートされています。
PhysicsAIでは、すべての節点 / 要素で結果が定義されていることが期待されます。一部のパートについて結果が未定義の場合は(“NA”やHyperViewでのグレー表示など)、PhysicsAIデータセットを作成する前に、まずHvTransを使用してそれらを削除する必要があります。1つの例外は、結果があることが想定されていない剛体要素です。
陽解法解析での浸食は現在サポートされていません。
テンソル結果
応力やひずみのようなテンソル結果については、PhysicsAIはフォンミーゼス成分のみを予測します。トレスカ応力のような別の成分が必要な場合は、前処理ステップとして(PhysicsAI外)、この成分からスカラー場を作成できます。
層状の結果
シェル要素に複数の層がある場合、PhysicsAIはすべての層の中での最大値を予測します。