_nl.h3dファイル

モデルデータと結果データの両方が含まれる圧縮されたバイナリファイル。これは、NLMONサブケース / バルクエントリペアまたはPARAM,NLMONが入力ファイルで指定されている場合に出力されます。

このファイルを使用して、HyperViewで非線形結果を監視およびデバッグできます。これをHyperView_nl.outファイルおよびos_out_file_parser.tclスクリプトと共に使用することで、詳細な非線形結果の監視およびデバッグが可能になります。

ファイル生成

これをHyperView_nl.outファイルおよびos_out_file_parser.tclスクリプトと共に使用することで、詳細な非線形結果の監視およびデバッグが可能になります。_nl.h3dファイルは、非線形実行時にリアルタイムで出力されます。

ファイル内容

_nl.h3dファイルには、以下の結果に加えて、節点定義と要素定義が含まれます:
結果 内容
変位 非線形静解析と非線形過渡解析からの変位結果が出力されます。
上の表に示した結果に加え、_nl.h3dファイルには以下のタイプのSETも含まれています:
  • 現在の反復 / 増分で歪んだ要素のSET
    図 1 は、_nl.h3dファイルの歪んだ要素のSET例を示しています。


    図 1.
    歪んだ要素のSET名を、_nl.outファイルの対応する出力に相関付けることができます。例えば、_nl.outファイルの同じ例に対応する出力をご参照ください。


    図 2.
  • 現在の反復 / 増分における接触状態変化に関連する節点のSET
    図 3 は、_nl.h3dファイル内のOpenからCloseへの接触状態変化に関連する節点のSET例を示しています。


    図 3.

コメント

  1. 出力は、入出力オプションのNLMONサブケース / バルクデータまたはPARAM,NLMONによって制御されます。
  2. 現在、_nl.h3dファイルでは変位出力のみがサポートされています。
  3. NLMONバルクデータエントリのINTフィールドに応じ、結果を増分ごとに出力することも反復に対して出力することもできます。INTフィールドは、INCまたはITERに設定できます。PARAM,NLMON,DISPを設定することは、NLMONバルクデータのINTフィールドをITERに設定することと同じです。
  4. 各荷重ステップについて、以下の情報もResultsブラウザプルダウンメニュー(図 4)のラベルに出力されます:
    • 増分番号
    • 現在の増分における補正番号
    • 特定の増分内の反復番号
    • 荷重係数


    図 4.
  5. 詳細については、ユーザーズガイド実行時監視をご参照ください。