.strsファイル

.strsファイルは、OptiStruct ASCIIフォーマットの結果ファイルです。

ファイル生成

このファイルは、OPTI、OS、またはBOTHフォーマットが選択されたときに作成されます。(入出力オプションのOUTPUTの説明をご参照ください)。

ファイル内容

結果 内容
応力 線形静解析と線形過渡解析による応力結果。

出力は、入出力オプションのSTRESS(またはELSTRESS)によって制御されます。

ファイルフォーマット

線形静解析の場合、応力ファイルは次のようなフォーマットとなります:
反復計算ごとに、以下のヘッダーが使用されます。
  iter Iteration Numlds
データ
内容
iter
新しい反復計算の始まりを示すキーワード。
Iteration
反復計算番号
Numlds
この出力が作成される荷重ケースの数。
反復計算ごとに、以下のヘッダーが使用されます。
各反復計算セクションは、サブケースごとに分割されます。各サブケースの出力は、以下のフォーマットの行で始まります:
  Id Number_of_els STRS:Spc_id(Datatype)
データ
内容
Id
サブケースの出力識別番号これは、入力データ内で使用されたサブケースIDと同じではありません。
Number_of_els
この出力が要求される要素の数
STRS
固定キーワード。
Spc_id
このサブケースによって参照されるSPCのSID
Datatype
関係するサブケースのタイプを示すキーワード。
LOADは、線形静的サブケースに関するデータであることを示します。
次に、各要素の応力情報が以下のフォーマットで提供されます。
  EID Stress1 Stress2 Stress3 Stress4 Stress5 Stress6 Stress7 Stress8 Stress9
データ
内容
EID
要素識別番号。
Stress1
フォンミーゼス応力(2次元と3次元要素の場合)、最大縦方向応力(BAR/BEAM 1次元要素の場合)または軸応力(CWELD要素の場合)です。
Stress2
Z1における法線X応力(2次元要素の場合)、法線X応力(3次元要素の場合)です。
BAR/BEAMでは、A端のCでの縦方向応力です。CWELD要素では、A端での最大引張応力です。
Stress3
Z2における法線X応力(2次元要素の場合)、法線Y応力(3次元要素の場合)、または軸応力(1次元要素の場合)です。
BAR/BEAMでは、A端のDでの縦方向応力です。CWELD要素では、A端での最小引張応力です。
Stress4
Z1における法線Y応力(2次元要素の場合)、法線Z応力(3次元要素の場合)、または軸応力(1次元要素の場合)です。
BAR/BEAMでは、A端のEでの縦方向応力です。CWELD要素では、B端での最大引張応力です。
Stress5
Z2における法線Y応力(2次元要素の場合)、せん断XY応力(3次元要素の場合)、または軸応力(1次元要素の場合)です。
BAR/BEAMでは、A端のFでの縦方向応力です。CWELD要素では、B端での最小引張応力です。
Stress6
Z1におけるせん断XY応力(2次元要素の場合)、せん断YZ応力(3次元要素の場合)、または軸応力(1次元要素の場合)です。
BAR/BEAMでは、B端のCでの縦方向応力です。CWELD要素では最大せん断応力です。
Stress7
Z2におけるせん断XY応力(2次元要素の場合)、せん断XZ応力(3次元要素の場合)、または軸応力(1次元要素の場合)です。
BAR/BEAMでは、B端のDでの縦方向応力です。CWELD要素では支持応力です。
Stress8
BAR/BEAMでは、B端のEでの縦方向応力です。
Stress9
BAR/BEAMでは、B端のFでの縦方向応力です。
Stress10
BAR/BEAMの場合は軸応力です。
線形過渡解析の場合、応力ファイルは次のようなフォーマットとなります:
反復計算ごとに、以下のヘッダーが使用されます。
  iter Iteration NumIds
データ
内容
iter
次のフィールドが反復計算番号であることを示すキーワード。
Iteration
反復計算番号です。
NumIds
この出力が作成される荷重ケースの数。
反復計算の下の各セクションは、サブケースごとに分割されます。各サブケースの出力は、以下のフォーマットの行で始まります:
サブケース Id Label  
時間 Time    
結果タイプ (Entity Type) [Format]  
ここで、
データ
内容
Id
サブケースの出力識別番号これは、入力データ内で使用されたサブケースIDと同じではありません。
Label
サブケースレベル。
Time
時間増分情報。
Entity Type
Beam、Rod、Plateなど。
Format
Complex、Real、Imaginary、Phaseなど。

ひずみ結果フォーマットの情報は、線形静的解析フォーマットと同じです。

コメント

  1. 入出力オプションのPreviously Supported Resultsは、最適化中の解析結果の出力頻度を制御します。