HARMONICS
入出力オプションエントリ周期対称解析で使用されるsolution harmonicsを指定するために使用されます。
フォーマット
HARMONICS = option
例1
HARMONICS = 26
SET, 26, MODE
+, 0, 1, 2, 6, 10
例2
HARMONICS = 26
SET 26 = 0, 1, 2, 6, 10
定義
引数 | オプション | 説明 |
---|---|---|
option | <ALL, SETID> |
(整数 > 0) |
コメント
- HARMONICS入出力オプションが存在しない場合は、HARMONICS=ALLが周期対称性解析でデフォルトで設定されます。
- HARMONICSから参照されるSET定義は、TYPE = MODEのセットにする必要があります。
- 高調波指数は、負であってはならず、NSEG(CYSYMバルクデータエントリで定義される)以下である必要があります。NSEGが奇数の場合:
(1) NSEGが偶数の場合:(2) - 一般的に、低次高調波が高い寄与につながります。表 1 に、サポートされている解析タイプにALLとSETIDを使用することの効果をまとめます。
表 1. 解析タイプ HARMONICS = ALL HARMONICS = SETID 非周期荷重を使用した線形静解析(LOADCYN内のSEGID = 空白) これは、フルモデルと同じ結果を得るための推奨方法です。 一部の高調波を除外すると、精度の低下につながりかねません。 大型モデルの場合は、これがCPU時間の短縮に役立つ可能性があります。
周期対称荷重を使用した線形静解析 このケースでは、0次高調波のみが使用され、他のすべての高調波は無視されます。 SETIDが使用される場合は、0次高調波がセットに属している必要があります。この要件が満たされている限り、HARMONICS=SETIDはHARMONICS = ALLと同じ結果をもたらします。
ノーマルモード解析 これは、フルモデルと同じ結果を得るための推奨方法です。 これは、特定の高調波パターンだけが必要な場合に有効です。 一部の高調波を除外すると、精度は低下せずに、一部のモード形状のみが失われます。