FLUX

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ すべての定常熱伝導解析サブケース、過渡熱伝導解析サブケース、または個々の熱伝導解析サブケースで、それぞれにおける温度勾配および熱流束を出力するよう要求するために使用します。

フォーマット

FLUX (format_list, SUBSYS=SUBSYS_ID) = option

定義

引数 オプション 内容
format <PUNCHOP2H3DPLOT、空白>
PUNCH
結果をNastran punch結果フォーマット(.pchファイル)で出力します。
OP2
H3D
結果をHyper3Dフォーマット(.h3dファイル)で出力します。
PLOT
バルクデータセクションでPARAM,POSTが定義されている場合、結果をNastran output2フォーマット(.op2ファイル)で出力します。
空白(デフォルト)
利用可能な結果があるアクティブなフォーマットすべてで結果を出力します。
SUBSYS <SUBSYS_ID>

デフォルト値はありません。

サブシステムのID。

サブシステム定義と共に使用すると、このオプションは、サブシステムごとに、そのサブシステムのみの結果を含む個別の結果ファイルを作成します。

詳細については、SETバルクデータカードをご参照ください。
option <YES, ALL, NO, NONE, SID>

デフォルト = ALL

YESALL、空白
有効なすべての要素の熱流束結果を出力します。
NONONE
熱流束結果を出力しません。
SID
セットIDを指定した場合、そのセットで参照されている要素の熱流束結果のみが出力されます。

コメント

  1. FLUXコマンドを指定しなかった場合、熱流束結果は出力されません。
  2. 熱流束結果は、定常熱伝導解析および過渡熱伝導解析タイプでのみ使用できます。
  3. 同一のエントリに複数のフォーマットを指定できます。各フォーマットはコンマで区切る必要があります。フォーマットを指定しなかった場合、この出力コントロールは、利用可能な結果があるOUTPUTコマンドで定義されているフォーマットすべてに適用されます。
  4. このカードは複数インスタンスが可能です。インスタンスが競合する場合は、最後のインスタンスが優先されます。
  5. format=OUTPUT2を使用して、Nastran output2フォーマット(.op2ファイル)で結果を出力するように要求することもできます。