MECHCHECK

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションセクションの中でMECHCHECKコマンドを使用すると、モデルに対して無質量メカニズムチェックを実行できます。

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MECHCHECK

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  1. MECHCHECKを追加してノーマルモード解析または線形静解析を実行すると、無質量メカニズムを容易に検出できます。ノーマルモード解析では、無質量メカニズムは剛体モードとして表示されます。線形静解析では、少量の剛性が無質量メカニズムに追加されることによって、モデルが実行され、そのようなメカニズムが検出されます。
  2. 無質量メカニズムは、剛性も質量もない自由度によって発生します。ノーマルモード解析では、こうした自由度を見つけるには、質量マトリックスに少量の質量を追加して、無質量メカニズムが剛体モードとして表示されるようにします(剛性マトリックスKは0のままですが、質量マトリックスMはゼロでなくなります)。このため、MECHCHECKの使用時にはEIGRLバルクデータエントリの下限を空白またはゼロに設定します。線形静解析では、少量の剛性が無質量メカニズムに追加されることによって、モデルが実行され、そのようなメカニズムが検出されます。
  3. このカードを使用した解析ではモデルが内部的に変更されるため、この解析結果は使用できません。この解析結果を使用できるのは、無質量メカニズムを検出する場合のみです。メッセージ、
    RESULTS FROM THIS SOLVER RUN ARE INACCURATE AS IT IS IN MECHCHECK MODE
    は、ソルバーデックの入出力オプションセクションにMECHCHECKが含まれている場合、.outファイルにも表示されます。
  4. MECHCHECKの結果(.outファイル内)には、剛体モードのリストが次のフォーマットで含まれています:
    ANALYSIS RESULTS:
    ------------------
    ITERATION   #
      Rigid Modes in Eigenvalue Loadcase:         #
      -----------------------------------------------------
       Mode  Grid No. Type   x-comp     y-comp     z-comp
      -----------------------------------------------------
          1      ##    Tran      ##        ###        ###
          2      ##    Rotn      ##        ###        ###
         ...    ...  ... etc     ...       ...        ...
      -----------------------------------------------------