抽出と線形化

バージョン2021で、Stress LinearizationツールはExtract-Linearizeと名称変更され、Extract DataとStress Linearizationの両方の手法がサポートされるようにようになりました。バージョン2022.2からは、Strain Linearizationもサポートされます。

Extract Data

ソリッド要素上に定義されたパスに沿った様々なポイントで任意のコンターデータを抽出します。

応力またはひずみの線形化

ソリッド要素上に定義されたパス(応力分類線とも呼ばれる)に沿った様々なポイントで応力またはひずみデータを抽出し、抽出された値に基づいて線形化された応力またはひずみを計算します。

両手法共、ソリッド要素上に定義されたパスを使用するため、どちらの方法でも同じパスを使用することができます。ただし、抽出および計算部分には下表のような違いがあります:
  Extract Data 応力またはひずみの線形化
目的 パスに沿ってコンターデータを抽出 パスに沿って応力またはひずみデータを抽出し、線形化された応力を計算
Resolved in System Contour Resolved in System パスベースの局所座標系に変換
Calculation Data Type Displayed Contour Base Stress、Strain Tensor、Displayed Stress、またはStrain Contour
Plot Options パスに沿った距離vs抽出値(単一カーブ) パスに沿った距離vs抽出された値と線形化された値(複数カーブ)
これらの違いを理解し、それぞれの方法がどのように機能するかについて詳しく知るには、以下の関連トピックを参照してください。
図 1.