サーフェスの修復
サーフェスの修復ツールを使用して、モデルのサーフェス内のジオメトリエラーを検索、確認、修正します。
Free Edge(自由エッジ)
表示されているサーフェスの自由エッジを表示します。
- フリーエッジがループを形成している場合は、Patch Holeオプションを使用して修正します。
- 2つのエッジが近接している場合は、Stitchまたは Stitch and Intersect オプションで、指定されたトレランスの範囲内で接続します。
オープンループのみステッチするオプションもあります。
- 孤立しているサーフェスは、Deleteオプションを使用して削除します。
ノンマニホールドエッジ(Non-Manifold Edge)
表示されているサーフェスにノンマニホールドエッジ(2つ以上のサーフェスが接続されているエッジ)を表示します。このツールでは、ノンマニホールドエッジに接続されたサーフェスを削除することで修正できます。
- バッフルや接触面に接続されたエッジはここでは考慮しません。
- サーフェスを削除したくない場合は、EditツールグループのStitch Surfaces ツールを使用して、ノンマニホールドエッジのポイントを縮退させることで、サーフェスを分離して修正することができます。
自己交差
サーフェス内で交差する、または1つのソリッドに属するサーフェスを表示します。以下の方法でツール内で修正することができます:
- Re-facetオプションの使用 / 不使用でのCAD最適化
- 修復のバッチ処理
- サーフェス分割
- サーフェスの削除その後、自由エッジが残りますが、自由エッジチェックを使って修復できます。
複雑なモデルの場合、自己交差を除去してサーフェスを再作成するのは容易ではありません。これらの機能により、形状トレランスや固定トレランスを使用したクリーンアップが可能になり、形状の修正プロセスが容易になります。
スライバーサーフェス
指定されたしきい値より狭い領域を持つサーフェスを表示します。
しきい値を定義するには、ガイドバーのをクリックします。デフォルトのトレランスは、Preferencesダイアログで定義された形状トレランスに基づきます。必要なスライバーサーフェスを残したい場合は、このツールの値を小さくすることで調整します。
エッジをつぶしたり、エッジを除去することで、スライバーを修正することができます。Suppress Onlyをオンにすると、スライバーサーフェスの個々のエッジを除去するオプションが表示されます。、角度60度以下のスライバーサーフェスのエッジがすべて除去されます。残りのエッジは手動で除去する必要があります。
また、CADジオメトリの場合、バッチ修復を行い、与えられたトレランスに基づいてエッジを自動除去することもできます。
重複
互いに重なり合い、緑のエッジで接続された重複サーフェスを削除します。
閉じたシェル
閉じているがソリッドではないサーフェスを表示します。これらのサーフェスからソリッドを構築することができます。
バッフルの検出とソリッドサーフェスを考慮するかどうかのオプションを切り替えます。