再解析用のFEAトポロジーは、トポロジー最適化からの体積密度情報に基づき、等密度サーフェスを生成します。3次元モデルのテトラメッシングおよび境界条件の継承により、FEA topologyからの結果を使って再解析を素早く行うことが可能です。
FEAトポロジーは、シェル要素およびソリッド要素の両方でサポートされています。3次元モデルに関しては、リカバリーされたアイソサーフェスからプロパティ毎に自動的にテトラメッシングされます。FEA topologyには、非設計要素の処理用に2つのオプション、
- Keep smooth narrow layer
- 変換において、非設計空間周りに要素の人工的な層を保持します。
- Split all quads
- 非設計空間内に四角形要素が存在する場合はそれらを分割し、設計空間と非設計空間との間にテトラ(四面体)の結合を生成します。
FEA topologyは、元のモデル(
<prefix>.fem)からの境界条件を継承することによって、それらを保持します。形状リカバリー後に節点 / 要素に付加されない境界条件は、再解析を確実にするために削除されます。
図 1 と
図 2は、以下の入力データ定義で再解析を行った場合の FEA トポロジーを示しています:
- File
- block
- Density threshold
- 0.300
図 1 は、Keep smooth narrow layer aroundを無効、Split to quadsを有効にして実行しました。

図 1. 再解析用FEA Topologyの結果
図 2 は、Keep smooth narrow layer aroundを有効にし、Split all quadsを無効にして実行しました。このアプローチは、非設計領域の周りに要素の層を、四角形要素が存在する場合はその周りにピラミッド要素を生成し、設計空間の四面体要素と結合します。

図 2. 非設計空間周りに要素の層を配したFEA topologyの結果
少なくとも1つの閉空間が存在する場合、テトラメッシュはアイソサーフェスに適用されます。FEA topologyでのテトラメッシュの利点には、以下のものがあります:
- テトラメッシュはプロパティ毎に実行可能
- テトラメッシングがたまに上手くいかない場合、密度のしきい値を変化させることにより、テトラメッシュの再トライの数を制御する柔軟性