ラプラシアンスムージング

ラプラシアンスムージングは、トポロジー最適化の結果のスムージングに使用されます。

laplacian_smoothingステートメントを使用すると、ラプラシアンスムージング実行時の反復計算回数と、コーナーでの法線の不連続性を維持するためのフィーチャー角度のしきい値を制御できます。
#general parameters
input_file            surf
output_file           surf.stl
output_code           3
isosurface            1  3  0.300 

#specific parameters
laplacian_smoothing   10  30.000  1
図 1. スムージング結果のパラメータファイル
ラプラシアンスムージングは、laplacian_smoothingパラメーターの3番目の引数として 1 を入力することにより、スムーズな境界アイソサーフェスを生成します。図 2図 3を比較すると、図 3 は、鋳造の準備がほぼ整っていることが分ります。


図 2. アイソサーフェスの境界を固定


図 3. アイソサーフェスの境界をスムーズ化
OSSmoothで使用するlaplacian_smoothingステートメントには、次のような利点があります:
  • スムージング反復計算の回数を柔軟に制御し、さまざまなレベルのスムージングを実現できます(場合によっては鋳造可能なレベルのスムージング品質を得ることも可能)。通常、反復計算の回数は5~20です。
  • フィーチャー角度設定を有するアイソサーフェスのスムーズな境界作成は、スムージングプロセスにシームレスに組み入れられています。これは、純粋なCADシステムでは困難です。