OSSmoothパラメータファイル

OSSmoothパラメータファイルのパラメータステートメント。

OSSmoothファイルのパラメータステートメントは、それぞれ次のような形式になっています:
parameter_name        arg1,arg2,...,argn

parameter_nameと引数は、スペースかカンマで区切ることができます。パラメータファイルでは、大文字と小文字が区別されません。

OSSmoothパラメータファイルのコメント行は、'#'または'$'で始まるようにしてください。

サポートされているパラメータ

input_file
OSSmoothによって最適化結果が形状化されるファイルを特定します。
arg1
OSSmoothが解釈可能なOptiStruct .fem.sh.gridファイルのファイル名(拡張子なし)。
output_file
OSSmoothにより出力されるファイルの名称
arg1
OSSmoothにより出力されるファイルのフルネーム
output_code
出力のタイプを特定します。
arg1
アイソサーフェスの出力フォーマット
  • "1" Bulkデータ Tria
  • "2" IGESパッチ
  • "3" STL Tria [デフォルト]
  • "4" H3D Tria
arg2
アイソサーフェスによって囲まれたボリュームのテトラメッシング用出力コントロール
[デフォルト:テトラメッシングなし]
  • "1" Tetra4 + Tria3要素
  • "2" Tetra10 + Tria6要素
  • "3" Tetra4要素
  • "4" Tetra10要素
テトラメッシングは、OptiStruct入力フォーマットでファイル<input_file>_mesh.femに書き出されます。このファイルでは、ファイルinput_file>.femの設計空間は、素早く再解析できるよう、テトラメッシュに置換されます。荷重、境界条件および非設計要素は入力ファイルから引き継がれます。
units
IGESフォーマットの出力単位を定義します。この情報はIGESファイルのヘッダーに書き込まれるので、CADシステムで認識できます(使用するCADシステムの種類によります)。
1(デフォルト)
inch
2(中)
mm
4
フィート
10
cm
autobead
自動形状作成およびリメッシングを適用することで、トポグラフィー最適化から復元された形状を改良します。
arg1
操作フラグ [整数]
  • "0" オートビード オフ
  • "1 (デフォルト)" オートビードオン
arg2
自動ビード作成用のしきい値
[0.0と1.0の間の実数値。デフォルト = 0.3]
arg3
ビード層[整数]
  • "1 (デフォルト)" 1層のビードを作成
  • "2" 2層のビードを作成
isosurface
自動形状作成の適用により、トポロジー最適化結果からしきい値のサーフェスを生成します。
arg1
操作フラグ [整数]
  • "0" アイソサーフェス オフ
  • "1 (デフォルト)" アイソサーフェスオン
arg2
作成サーフェスのタイプ [i整数]
  • "0" アイソサーフェスのみ
  • "1" 最適化スムージングによるアイソサーフェス
  • "2" 要素しきい値サーフェス
  • "3 (default)" ラプラシアンスムージングによるアイソサーフェス
トポロジー最適化の結果に対してスムージングを行うと、OptiStructによって提案されたトポロジーが維持されます。ただし、このトポロジーは、指定の密度分布とは異なるものになる可能性もあります。オプション 1または3を使用する場合は、OSSmooth が出力するスムージング誤差の最大値と平均値を確認します。
arg3
アイソサーフェス作成用のしきい値
[0.0と1.0の間の実数値。デフォルト = 0.3]
opti_smoothing
最適化ベースのスムージング [isosurface C2=1が使用される場合のみ]
arg1
単位なしのサーフェス距離係数
[実数値。デフォルト = 0.0]
しきい値のサーフェスからスムーズなサーフェスまでの距離を定義します。この係数の効果は、入力メッシュの種類によって異なります。倍率が高いほど、プラスでもマイナスでも滑らかな結果が得られますが、サーフェスは元の密度分布からより大きく逸脱します。推奨される範囲は-50から50までです。0~50の範囲で設定すると、通常はサーフェスがなめらかになり、縮小する傾向があります。0~-50の範囲で設定すると、通常はサーフェスがなめらかになり、膨張する傾向があります。
arg2
スムースアイソサーフェス境界フラグ [整数]
  • "0 (デフォルト)" 境界はスムージングに含まない
  • "1" 境界はスムージングに含まれる
laplacian_smoothing
ラプラシアンスムージング [isosurface C2=3が使用される場合のみ]
arg1
ラプラシアンスムージングの反復回数
[0以上の整数値。デフォルト = 10]
arg2
フィーチャー角度のしきい値(単位=度)
[実数値。デフォルト = 30.0]
フィーチャー角度は、交差する2つの要素面の法線が成す角度として定義されます。しきい値より大きなフィーチャー角度を持つすべてのコーナーは、スムージングプロセスで保持されます。
arg3
スムースアイソサーフェス境界フラグ [整数]
  • "0" 境界はスムージングに含まれない
  • "1 (デフォルト)" 境界はスムージングに含まれる
remesh
自動ビードサーフェス / アイソサーフェスリメッシュフラグ [整数]
0(デフォルト)
リメッシュ オフ
1
リメッシュ オン
リメッシュは、ビード形状周りの2層要素および/またはアイソサーフェスの境界を検知します。入力メッシュにQUAD要素が含まれている場合はMixedタイプのリメッシュを使用し、そうでない場合はTRIA要素でリメッシュします。
surface_reduction
形状を表わすサーフェスの数を削減します。面数を最大80%削減可能。
arg1
サーフェス削減フラグ [整数]
  • "0(デフォルト)" サーフェス削減 なし
  • "1" サーフェス削減 あり
arg2
フィーチャー角度のしきい値(単位=度)
[実数値。デフォルト = 10.0]
フィーチャー角度は、隣接する2つの要素のサーフェス法線が成す角度として定義されます。隣接する2つの要素間のフィーチャー角度がしきい値より小さい場合は、この2つの要素間で常にサーフェス削減が行われます。しきい値を大きくするほど、より多くのサーフェス削減が行われます。しきい値の有効範囲は[1.0, 80.0]です。
pure_surf_smoothing
サーフェスのスムージングのみを行います。
arg1
サーフェススムージングフラグ [整数]
  • "0 (デフォルト)"
  • "1" 最適化ベースのスムージング
  • "2" ラプラシアンスムージング
arg2
反復計算回数 [G1=2の使用時のみ]
[0以上の整数値。デフォルト = 10]
arg3
フィーチャー角度のしきい値(単位=度) [G1=2の使用時のみ]
[実数値。デフォルト = 30.0]
フィーチャー角度は、交差する2つの要素面の法線が成す角度として定義されます。しきい値より大きなフィーチャー角度を持つすべてのコーナーは、スムージングプロセスで保持されます。
pure_surf_reduction
サーフェスの削減のみを行います。
arg1
サーフェス削減フラグ [整数]
  • "0(デフォルト)" サーフェス削減 なし
  • "1" サーフェス削減 あり
arg2
フィーチャー角度のしきい値(単位=度)
[実数値。デフォルト = 10.0]
フィーチャー角度は、隣接する2つの要素のサーフェス法線が成す角度として定義されます。隣接する2つの要素間のフィーチャー角度がしきい値より小さい場合は、この2つの要素間で常にサーフェス削減が行われます。しきい値を大きくするほど、より多くのサーフェス削減が行われます。しきい値の有効範囲は[1.0, 80.0]です。

OSS入力ファイル例

input_file example
入力ファイルのルートを例として認識します。したがって、OSSmoothはファイルexample.femexample.gridおよびexample.shを探します。
output_file example.stl
結果の出力はexample.stlとなります。
output_code           3
出力は、stereolithographyフォーマットになります。
Autobead 1 0.3 1
トポグラフィー結果は、しきい値30%で自動ビード機能を使って形状化され、1層のビードを作成します。
Isosurface 1 3 0.3
トポロジー結果は、密度値30%の等密度境界サーフェスを作成することにより形状化され、ラプラシアンスムージングを使ってスムージングします。
laplacian_smoothing 10 30 1
ラプラシアンスムージングは、10回の反復計算を行い、30度のフィーチャー角度を考慮し、スムージングで境界を含めます。
Remesh 1
メッシュの移行をスムーズにするために、復元された形状周りの2列の要素がリメッシュされます。