/DT/NODA/Keyword3/Iflag
Engineキーワード モデルの時間ステップを増やすためにマススケーリングを適用するオプションを含んだ節点時間ステップコントロール法をアクティブ化します。
フォーマット
- /DT/NODA/Keyword3/Iflag
-
initial_mass_ratio - Iflag=1の場合、次の行を挿入
- grnd_ID
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
Keyword3 | 時間ステップ制御タイプ。 1
/DT/NODA/IflagのようにKeyword3が指定されていない場合、計算は節点時間ステップを使用し、 は使用されません。 |
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Iflag | 節点グループのフラグ
|
|
限界節点時間ステップのスケールファクター デフォルト = 0.9 |
||
最小時間ステップ | ||
initial_mass_ratio | シミュレーション開始時の質量増加に使用される増加比。これによって最小時間ステップの増分が決定します。この値は比率として入力されるため、質量を5%増加する場合は0.05と入力されます。 デフォルト = 空白または0 |
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grnd_ID | 節点時間ステップ法は、この節点グループ内の節点にのみ適用され、Iflag=1の場合は読み取り専用です。 |
コメント
- すべてのKeyword3オプションで時間ステップコントロールは、シミュレーションの時間ステップを制御する節点の時間ステップが、定義されたタイムステップを で割った値より小さい場合にアクティブ化されます。
- 1つのシミュレーション内で1つの/DT/NODA/Keyword3オプションのみが使用できます。
- 節点時間ステップを使用する際、サイクル毎の計算量は若干増加しますが、特に品質の低いメッシュの場合、時間ステップは大きくなります。
- /DT/NODA/Iflagが使用される際(Keyword3なしで)、計算は節点時間ステップ法を用い、 とinitial_mass_ratioは使用されません。
- 一定の節点時間ステップオプション(Keyword3=CST)の場合、シミュレーションの開始時に使用される時間ステップは、
、またはinitial_mass_ratioによって追加された質量で計算された時間ステップのうちの大きい方です。この開始時間ステップは、シミュレーション中に必要に応じて質量を追加することにより維持されます。
/DT/NODA/CST 0
この計算は、 値の最小節点時間ステップを使用して行われます。この時間ステップを維持するために質量が追加されます。 /DT/NODA/CST 0 0
/DT/NODA/CST 0 0.05
Radiossは、初期質量増加率が0%となるように節点時間ステップを計算し、この計算された時間ステップと定義された のうち大きい方の値を新しい として使用します。 - さまざまな質量増加率に対応する推定時間ステップが、表とグラフとしてStarter出力ファイルに出力されます。
- /DT/NODA/Keyword3は、/DT/Eltyp/Keyword3のすべてのオプションと適合性があります。
- 2017.2.3以降、/DT/NODAと/DT/NODA/CST*は、/DT/INTER/AMSと互換です。
- /DT/NODA/CST*は、アドバンストマススケーリング/DT/AMSと互換です。/DT/AMSと共に使用されると、アドバンストマススケーリングはStarter /AMSカードで定義されているパートグループ、およびAMSパートグループに属さない節点に適用される/DT/NODA/CST*に適用されます。例:
- /DT/AMS/1
- Tol_AMS
- /DT/NODA/CST
これは、AMSが指定されたパートにのみ適用される場合も、計算時間を最小化するために推奨されます。注: 時間ステップが小さいほど性能が制限されるため、従来のマススケーリングで使用するよりも大きなタイムステップをAMSで使用しても効果はありません。