/IMPL/BUCKL/2

Engineキーワード 実際の初期応力統計に基づきEuler座屈モードを計算します。

フォーマット

/IMPL/BUCKL/2

V1V2NbuckMSGLVLMAXSETSHFCL

定義

フィールド 内容 SI単位の例
V1, V2 対象の固有値範囲 2

(実数)

 
Nbuck 計算対象のモードの数

(0より大きい整数)

 
MSGLVL 診断(出力)レベル

(整数の範囲:[0;4])

 
MAXSET ブロック内またはセット内にあるベクトルの数。
= 0
8に設定します

(整数の範囲:[1;16])

 
SHFCL 座屈モードのシフト
= 0
1.e-2に設定されます。
 

コメント

  1. Euler座屈モード計算は、線形または非線形の陰解法解析または陽解法解析によって行われます。
  2. V1V2の単位は固有値です。各座屈固有値は応力の座屈前状態に乗じる係数で、対応する固有値が定義する形状で座屈を作成します。負の固有値は、臨界荷重の作用方向が逆方向であることを意味します。

    前の解析が可変オプションの場合もあるので、臨界荷重係数は有効な係数として解釈される必要があります。

  3. 固有値は、大きさの昇順に見つかります。すなわち、ゼロに一番近いものが最初に見つかります。異なるV1V2の入力は下の表の範囲を示します:
    V1 V2 [V1,V2] (V1 <V2)
    0. V2 V2未満で最小の固有値からNbuck個。
    V1 0。 [V1,+∞]
    0. 0. [-∞,+∞]
  4. MSGLVLは、固有値の抽出中に得られる診断出力の量を制御します。デフォルト値のゼロでは診断出力がすべて抑制されます。値が1の場合、各シフトで適用されている固有値が出力されます。この値が大きくなるほど、診断の出力レベルも増えます。
  5. MAXSETは、Lanczosソルバーの最大ブロックサイズを制限するために使用します。十分なメモリがない場合、この値を減らすことができます。デフォルト値の使用を推奨します。
  6. 臨界荷重の最初の係数に近い値にSHFCLを指定すると、パフォーマンスを改善できる場合があります。特に、かかっている荷重が最初の座屈荷重と大幅に異なる場合に有効です。