/PLY

ブロックフォーマットキーワード このオプションは、/PROP/PCOMPPによって4節点および3節点シェル要素から成る積層を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/PLY/ply_ID/unit_ID
ply_title
mat_ID t ΔϕΔϕ grsh4n_ID grsh3n_ID Npt_ply αiαi
オプションの行
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
drape_ID def_orth            

定義

フィールド 内容 SI単位の例
ply_ID 積層の識別子

(整数、最大10桁)

 
unit_ID 単位識別子

(整数、最大10桁)

 
ply_title 積層のタイトル

(文字、最大100文字)

 
mat_ID 積層の材料識別子

(整数)

 
t 積層の厚み

(実数)

[m][m]
ΔϕΔϕ 積層の増分角度

(実数)

[deg][deg]
grsh4n_ID 積層に結合されたシェル4節点グループ識別子

(整数、最大10桁)

 
grsh3n_ID 積層に結合されたシェル3節点グループ識別子

(整数、最大10桁)

 
Npt_ply 積層厚を通る積分点の数で、1 ≤ Npt_ply ≤ 10
= 1(デフォルト)

(整数)

 
αiαi 積層 ii の最初と2番目の材料方向の間の角度

デフォルト = 90.0(実数)

[deg][deg]
drape_ID オプション:ドレープの識別子 6

(整数)

 
def_orth オプション:直交異方性の角度 5
= 1
直交異方性角度は、/SHELL/SH3Nで定義される角度ϕϕ sを使用して計算されます。
= 2(デフォルト)
直交異方性角度は、/STACKオプションで定義されるスキューと回転を使用して計算されます。

(整数)

 

コメント

  1. この積層オプションは、積層ベースのサンドイッチ複合材プロパティを作成する場合に、/STACKおよび/PROP/PCOMPPと組み合わせて使用します。/STACK内の例(/DRAPEを使用するサブスタック)をご参照ください。
  2. 積層内で定義するすべての要素は、/PROP/PCOMPPプロパティを使用する必要があります。このオプションの材料側への適合性は、/STACKに類似しています。
  3. 積層はシェル要素のグループ(3節点と4節点シェルのいずれか、または両方)に結合できます。
  4. grsh4n_IDgrsh3n_IDの両方が0の場合、積層はボイド(要素なし)になります。
  5. 直交異方性角度
    • オプション行でdef_orthdrape_IDなしで定義された直交異方性角度
      積層 ii の角度(/STACK(1)
      ϕ=ϕi+Δϕϕ=ϕi+Δϕ

      ここで、 ϕiϕi /STACKで定義されます。

    • オプション行でdef_orthdrape_IDありで定義された直交異方性角度
      • def_orth = 2の場合、参照方向と最初の直交異方性方向の間の角度は:(2)
        ϕ=ϕi+Δϕ+θdrapeϕ=ϕi+Δϕ+θdrape

        ここで、 θdrapeθdrape は、ドレープオプションdrape_ID(存在する場合)で定義された角度増分で、 ϕiϕi は積層に対する/STACKで定義されます。

      • def_orth = 1の場合、シェルスキューと最初の直交異方性方向の間の角度は:(3)
        ϕ=ϕs+Δϕ+θdrapeϕ=ϕs+Δϕ+θdrape

        ここで、 θdrapeθdrape は、ドレープオプションdrape_ID(存在する場合)で定義された角度増分で、 ϕsϕs はシェル(/SHELLまたは/SH3N)内で定義されます。

      def_orth = 1の場合、/STACK入力からのskew_IDVXVYVZは無視されます。

  6. drape_IDが定義された場合、ドレープ内で定義された各要素の角度はこの要素に対して定義された値( θdrapeθdrape )だけ増大し、厚みはこの要素の薄化(/DRAPE)に従って変更されます。