メッシュフェイスとエッジの選択

メッシュフェイスとエッジの直接選択は、一部のツールだけでなく、ファセットとFEエッジと呼ばれる個々の選択モードでも使用できます。

メッシュフェイスとエッジは、表示されているメッシュ上でブレイク角度の値に基づいて計算されます。Alt + Scrollを使用して、ブレイク角度を動的に調整できます。また、をクリックするかスペースキーを押して表示される拡張選択ダイアログで次の追加オプションを使用して調整することもできます。
  • フェイスを選択する際、メッシュ交差の無視、要素境界のプロット、シェル / ソリッドメッシュのいずれかへのフェイス選択対象の限定などのオプションを設定できます。
  • エッジを選択する場合、メッシュ交差の無視、要素のプロット、フリーエッジ / 完全なループのいずれかへのエッジ選択対象の限定などのオプションを設定できます。

これらの特殊な選択タイプは操作性を上げるためのものであり、節点や要素などの本来のHyperMesh エンティティではないことに注意してください。そのため、次の制限事項と考慮事項があります。

  • メッシュフェイスとエッジのトポロジーは、選択が要求されるたびに即座に計算する必要があります。そのため、大きなメッシュ領域をマウスで移動または選択すると、結果の選択の計算に遅延が生じる可能性があります。
  • フェイスまたは個々のファセットを選択する場合は、基礎となるベース要素に依存する拡張選択操作(例えば、隣接、反転、フェイス、パスなどを選択)を使用できます。そのため、フェイスまたはファセットに対して実行される拡張選択操作では、使用しているベース要素が完全に選択されている、つまり、3D要素のすべての外側フェイスフェイスがを含まれていると見なされます。右クリックメニューを使用した選択の保存と取得にも同じことが言えます。
  • 個々のファセットを選択する場合、多数のファセットのグラフィックウィンドウ選択を実行すると、パフォーマンスが大幅に低下する可能性があります。このような場合においては、最適なパフォーマンスを得るために、選択タイプとして要素または節点を選択することをお勧めします。
  • 選択タイプをメッシュフェイスおよびエッジからベースの節点および要素に切り替えることは、すべてのツールでサポートされていますが、逆変換(フェイスまたはエッジから節点または要素へ)は一部のツールでのみ使用できます。