Engineキーワード 指定した結果のシェルテンソルデータを含むアニメーションファイルを生成します。
フォーマット
/ANIM/SHELL/TENS/Restype/Keyword5/Keyword6
定義
フィールド |
内容 |
SI単位の例 |
Restype |
出力テンソル:
- STRESS
- 応力テンソル。 2 3
- STRAIN
- ひずみテンソル。 4 5
- EPSDOT
- ひずみ速度テンソル。 3
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Keyword5 |
結果タイプまたは場所:
- MEMB
- 膜。 5
- BEND
- 曲げ
- N
- 複合材プロパティについての積分点番号または層番号。
- UPPER
- 複合材プロパティについての上側の積分点または層。
- LOWER
- 複合材プロパティについての下側の積分点または層。
- ALL
- 複合材プロパティについてのすべての積分点または層。
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Keyword6 |
積分点位置。複合材プロパティ /PROP/TYPE51または /PCOMPPにのみ使用されます。 8 9
- NIP
- 層Nを通る積分点の数。
- UPPER
- 上層Nの上側の積分点(NIP)。
- LOWER
- 下層Nの下側の積分点(NIP)。
- ALL
- 層Nを通るすべての積分点の数(NIP)。
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コメント
- 応力およびひずみテンソルは、要素座標系で出力されます。
- Keyword6=N, UPPERまたはLOWERのSTRESS出力は、シェルプロパティでN>0が定義されていなくてはなりません。グローバル積分 (シェルプロパティでN=0)が用いられている場合、RadiossはUPPER/LOWERが要求されている時でも中央面での応力を出力します。
- UPPER/LOWERでの応力は最も上側 / 下側の積分点での値で、ひずみのように曲率に基づいた補間された値ではありません。
- ひずみテンソルは、材料則< /MAT/LAW25 (COMPSH)(/MAT/LAW15 (CHANG)および/MAT/LAW19 (FABRI)を除く)についてシェルプロパティでIstrain =1の場合にのみ出力されます。それ以外のすべての材料則の場合は、Istrainの値は関係ありません。
- STRAIN出力は、外表面に外挿されます。Keyword6=UPPERは式
を使用し、Keyword6=LOWERは式
を使用します。
ここで、
-
- 一番外側の積分点におけるひずみ
-
- 板厚
-
- 曲率
EPSDOTでは、この式でひずみと曲率をひずみ速度と曲率速度に置き換えます。
- オプション/ANIM/SHELL/TENS/STRESS/MEMBおよび/ANIM/SHELL/TENS/STRESS/BENDは、要素あたりの一般化した応力です(厚み全体での平均値)。
- 完全積分要素の場合は、シェルサーフェスの4つのGauss点の平均値が計算されます。シェル応力は、要素の中心で考えることができます。
- /PROP/TYPE51または/PCOMPP複合材プロパティについては、Keyword6は定義されません。
Keyword5=ALLの場合、結果はすべての層の出力となり、層毎の値は層内の板厚方向の積分点の平均値となります。
Keyword5=LOWERの場合、結果は1つ目の層の1つ目の積分点の結果です。
Keyword5=LOWERの場合、結果は最後の層の最後の積分点の結果です。
- Keyword6での制限:
/PROP/TYPE51および/PCOMPP複合材プロパティとのみ使用でき、かつ、Keyword5=N、層番号の場合のみ可能です。ただし、すべての層とすべての積分点を出力するために、Keyword5=ALLをKeyword6=ALLと組み合わせることができます。Keyword6=ALLの場合、各層に10個未満の積分点しか定義されていなくても10個の積分点についての結果が出力され、したがってその場合、一部の結果はゼロとなります。