/MAT/LAW46 (LES_FLUID)

ブロックフォーマットキーワードサブグリッドスケール粘度を持つ粘性流体材料を記述します。

フォーマット

(1)	(2)	(3)	(4)
/MAT/LAW46/`mat_ID`/`unit_ID`または/MAT/LES_FLUID/`mat_ID`/`unit_ID`
`mat_title`
$ρ_{i}$		$ρ_{0}$
`c`		$ν$
`I`_sgs	`Cs`		`Csp`

定義

フィールド	内容	SI単位の例
`mat_ID`	材料識別子（整数、最大10桁）
`mat_title`	材料のタイトル（文字、最大100文字）
`unit_ID`	単位識別子。（整数、最大10桁）
$ρ_{i}$	初期密度（実数）	$[\frac{kg}{m^{3}}]$
$ρ_{0}$	E.O.S（状態方程式）で使用される基準密度デフォルト $ρ_{0} = ρ_{i}$ （実数）	$[\frac{kg}{m^{3}}]$
`c`	音速。（実数）	$[\frac{m}{s}]$
$ν$	分子の運動学的粘性（実数）	$[\frac{m^{2}}{s}]$
`I`_sgs	サブグリッドスケールモデル = 0 サブグリッド粘度なし = 1（デフォルト） Smagorinskyモデル = 2 音響減衰を伴うSmagorinskyモデル = 3 `I`_sgs =2と同一。ただし、 $Δ$ 値は変更（整数）
`Cs`	Smagorinsky定数デフォルト = 0.1（実数）
`Csp`	圧力減衰係数デフォルト = Cs（実数）	$[\frac{1}{s}]$

例（流体）

#RADIOSS STARTER
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/MAT/LAW46/5
FLUID (unit: kg_m_s)
#              RHO_I
              1562.5
#                  c                  NU
               593.3              2.4e-6
#     Isgs                 C_s                 Csp
         2                   0                   0
/EULER/MAT/5
#     Modif. factor.
                   0
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
#ENDDATA
/END
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|

I_sgs=1または2の場合、 $Δ = \sqrt[3]{Volume}$
I_sgs = 3の場合、 $Δ$ は各要素の最小寸法です。
$ν_{sgs}$ は次のように計算されます：(1)
$ν_{sgs} = {(Cs Δ)}^{2} {(e_{ij})}^{\frac{1}{2}}$
この材料則は壁の境界付近では次のように変更されます。
$ν + ν_{sgs} = \frac{ν \cdot k \cdot y_{2}^{+}}{\ln (E y_{2}^{+})}$ の、 $y_{2}^{+} \geq 11.225$

$ν_{sgs} = 0$ それ以外の場合は、

ここで、

$ν_{sgs}$

サブグリッドスケール粘度

$k$

フォンカルマン定数

/MAT/LAW46 (LES_FLUID)

フォーマット

定義

例（流体）

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