ライダー

ライダーは、人体の質量と慣性をモデル化し、人体のグラフィックスも扱います。人体の質量と寸法を変更し、関節の角度を変更するための設定用コントロールが用意されています。関節の角度を変更すると、さまざまな姿勢でライダーをポジショニングできます。

ライダーは弾性体ではありません。モデルを構成するボディとこれらのボディを結合している関節は剛体です。


図 1. ライダーモデル

パラメータ

General Info

Position
ライダーをポジショニングするために、あらかじめ定義されたポジションが用意されています。現在のオプションは、"Standing"、"Motorcycle Rider"、"Scooter Rider"、"Truck Driver"、および"Car Driver"です。
Height
ライダーの高さをセンチメートル単位で指定します。指定可能範囲は、100cmから200cmです。
Body Density
身体密度をkg/m3で指定します。
Mass
身長と身体密度の値に基づくライダーの質量をモデル単位で表示します。このパラメータは編集不可で、現在のライダーの質量を表示するためにのみ使用されます。
Inertia Ixx, Iyy, Izz
身長と身体密度の値に基づくライダーの慣性モーメント値をモデル単位で表示します。このパラメータは編集不可で、現在のライダーの慣性モーメント値を示すためにのみ使用されます。

Body Joint Angles

Pelvis (forward – backward)
y方向を中心とした骨盤の角度を入力します。


図 2.
Neck (up – down)
y方向を中心とした首の角度を入力します。


図 3.
Knee Symmetry
左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。
Left/Right Knee (fold – unfold)
y方向を中心とした左/右膝の角度を入力します。


図 4.
Ankle Symmetry
左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。
Left/Right Ankle (up – down)
y方向を中心とした左/右足首の角度を入力します。


図 5.
Elbow Symmetry
左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。
Left/Right Elbow (fold – unfold)
y方向を中心とした左/右肘の角度を入力します。


図 6.
Hip Fold Symmetry
左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。
Left/Right Leg (fold – unfold)
y方向を中心とした左/右脚の角度を入力します。


図 7.
Hip Lateral Symmetry
左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。
Left/Right Leg (fold – unfold)
x方向を中心とした左/右脚の角度を入力します。


図 8.
Hip Rotation Symmetry
左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。
Left/Right Leg (in – out)
z方向を中心とした左/右脚の角度を入力します。


図 9.
Shoulder Fold Symmetry
左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。
Left/Right Shoulder (fold – unfold)
y方向を中心とした左/右肩の角度を入力します。


図 10.
Shoulder Lateral Symmetry
左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。
Left/Right Shoulder (fold – unfold)
z方向を中心とした左/右肩の角度を入力します。


図 11.
Wrist Symmetry
左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。
Left/Right Wrist (in – out)
z方向を中心とした左/右手首の角度を入力します。


図 12.

ライダーの接続

ライダーを追加すると、ガイドバーにボディとマーカーコレクターが表示されます。
  1. ガイドバーから、ライダーの参照マーカーを選択します。このマーカーはライダーを配置するために使用され、参照の初期フレームを提供します。
    • Reference Markerをクリックして、モデリングウィンドウからマーカーを選択します。

      または

    • Reference Marker Advanced Selectorをクリックして、ダイアログから目的のマーカーを選択します。
  2. 同様に、ライダーのアタッチメントボディを選択します。
    • Attachment Bodyをクリックして、モデリングウィンドウからボディを選択します。

      または

    • Attachment Body Advanced Selectorをクリックして、ダイアログから目的のボディを選択します。