実行メソッド

Designpointmethodエンティティは、要素の選択に対して直接(有効な場合)、またはdesignpointsetに収集し、荷重ケースをループさせて評価することができます。

designpointsetのコンセプトは、同じ荷重ケースのセットで、同じ領域(構造要素)において評価される、複数のメソッドを収集するために開発されました。

同じ荷重ケースのセットに対して、さまざまなメソッドが有効でない場合は、適切なメソッドと荷重ケースが割り当てられた複数のdesignpointsetを作成できます。複数のdesignpointsetが重複なしで同じdesignpoint(構造要素)を参照できます。

そのようなイベントでは、実行前にdesignpointsetを準備し、designpointごとに荷重ケースを割り当てるのが有効です(選択はdesignpointエンティティに保存されます)。

荷重ケースの割り当て

Loadcaseツールを使用して、designpointsetを選択し、荷重ケースを割り当てます。荷重ケースは永続的にdesignpointsetエンティティに保存されます。

荷重ケースを割り当てるには、まず、結果ファイルが読み込まれていることを確認します。

一度に1つのdesignpointsetを実行するか、同じ荷重ケースで複数実行することが目的の場合、このステップはオプションです。

  1. CertificationリボンでLoadcaseツールをクリックします。


    図 1.
  2. メソッドを割り当てる必要のあるdesignpointsetを選択します。
    designpointsetを選択した状態で別のツールからこのツールに入った場合、その選択は維持されます。そうではない場合は、スペースキーまたはを使用して使用可能なセットのリストを開くことができます。
  3. Loadcaseセレクターをアクティブにします。
  4. リストから目的の荷重ケースを選択します。
  5. ガイドバーで、下記のオプションのいずれか1つをクリックします:
    • - 続行して、designpointsetの選択をアクティブにしたままにし、同じ選択で別のツールに入れるようにします。
    • - 続行してツールを終了し、designpointsetの選択をクリアします。

実行メソッド

Run Methodツールを使用して、直接メソッドの作成 / 割り当てを行い、荷重ケースの指定のセットに対してメソッドを評価します。

このツールを使用して、以下を実行します:
  • 選択した要素に対する単一メソッドの評価(有効なメソッドについて)。
  • Designpointsetの評価。

Designpointsetの実行

  1. CertificationリボンでRun Methodsツールをクリックします。
    図 2.
  2. 評価するdesignpointsetを選択します。
    Certificationリボンのその他すべてのコンテキストと同様、designpointsetが選択された状態で前のツールからこのツールに入った場合、designpointsetの選択は維持されます。そうでない場合、アドバンスト選択を使用して使用可能なdesignpointsetは、オプションメニューで定義されたコンフィギュレーションタイプに基づいてフィルタリングされます。

    designpointsetにメソッドと荷重ケースがすでに割り当てられている場合、これらはそのまま実行できます。designpointsetが複数選択されている場合、荷重ケースはdesignpointsetごとに割り当てられます。いずれかのdesignpointsetに荷重ケースの割り当てが欠落している場合、エンジンはデフォルトですべての荷重ケースに対して実行します。

  3. 荷重ケースを明示的に選択するには、ガイドバーLoadcaseをクリックし、リストから選択します。
    ここで定義された荷重ケースは、実行前に選択内のすべてのdesignpointsetに割り当てられます。
  4. 実行前にメソッドをdesignpointsetに追加するには、まずMethodセレクターをアクティブにしてから、次のいずれかを実行します。
    • 拡張選択を使用する。

      選択されたエンティティのいずれかがすでにdesignpointsetに割り当てられている場合、最初にディープコピーが行われます。現在、1つのメソッドエンティティを参照できるのは1つのdesignpointsetのみです。

    • Methodセレクターを右クリックし、Create method from templateを選択する。

      メソッドの作成に使用したものと同じダイアログが開き、現在のカテゴリ(コンフィグ)がフィルタリングされて表示されます。Createをクリックして、designpointmethodを作成し、メソッドセレクターに入力します。

      新たに作成されたメソッドが、選択されたdesignpointsetに割り当てられます。複数のdesignpointsetが選択された場合は、designpointsetごとにメソッドエンティティのコピーが行われます。

  5. マクロダイアログ のオプションを使用すると、以下を実行できます:
    • 新規テーブルの作成または既存のテーブルの上書き。
    • テーブルへの入力属性の書き込み。
    • 実行ごとまたは荷重ケースごとのテーブルの作成。
      制約事項: 荷重ケースごとの作成はユーザーメソッドでのみ実行できます。初期プライ破壊メソッドとJointLoadメソッドでは、このオプションは使用できません。
  6. オプション: 実行前に、データ抽出に使用されるCertificationブラウザ座標系で各Designpointmethodをチェックします。
    • Analysis
    • Global
    • Elemental
    • 材料(Material)
    結果抽出用にユーザー座標系を定義することも可能です。定義された抽出座標系がデータクエリと適合していない場合は、代わりにグローバル座標系が使用されます。一部の設定では材料座標系が許可されません。


    図 3.
    実行する各Designpointmethodで、まず、次のオプションをチェックします:
    • Corner
    • Average mode
  7. ガイドバーで、下記のオプションのいずれか1つをクリックします:
    • - 実行してツールを開いたままにします。
    • - 実行してツールを閉じます。

    実行後、ウィンドウに警告 / エラーのクイックサマリーと.logファイルへのショートカットが示されます。

    メソッドエンティティごとにテーブルが作成され、場合によってはdesignpointごとに集約テーブルが作成されます。Run Methodsツールにマウスカーソルを合わせると表示されるサテライトアイコンをクリックすることにより、テーブルをフィルタリングできます。

    Method Contourでテーブルを使用し、メソッド入力 / 出力のコンター / マーカープロットを作成できます。

    テーブルは、テーブルエンティティを右クリックしてExport to Excelを選択することにより、*.csvフォーマットでもエクスポートできます。

    実行前に座標系の一貫性に関するチェックが行われます:
    • 結果の属性に節点と要素間の結合が混在する場合、抽出はグローバル座標系で行われます。
      • このメソッドに対して警告が表示されます。
      • Analysisを使用した場合、節点結果と要素結果間の一貫性はありません。
      • 節点結果にはElementalやMaterialを使用することはできません。
    • 平均化モードが使用される場合も、一貫性チェックが行われます。
      • 解析座標系とは、節点出力座標系を意味します。

要素に対する実行

  1. CertificationリボンでRun Methodsツールをクリックします。
    図 4.
  2. ガイドバーで最初のセレクターをElementsに設定し、メソッドを評価する必要のある要素を選択します。
  3. 実行前にメソッドを要素に追加するには、まずMethodセレクターをアクティブにしてから、次のいずれかを実行します。
    • 拡張選択を使用する。
    • Methodセレクターを右クリックし、Create method from templateを選択する。

      メソッドの作成に使用したものと同じダイアログが開き、現在のカテゴリ(コンフィグ)がフィルタリングされて表示されます。Createをクリックして、designpointmethodを作成し、メソッドセレクターに入力します。

    有効なメソッドでは、要素間で空間的な集約を使用することはできません。また、メソッドは要素に関連付けられる必要があります。実行前にチェックは行われません。
  4. Loadcaseをクリックしてから、評価で考慮する荷重ケースを選択します。
    デフォルトはすべての荷重ケースです。
    実行前に座標系の一貫性に関するチェックが行われます:
    • 結果の属性に節点と要素間の結合が混在する場合、抽出はグローバル座標系で行われます。
      • このメソッドに対して警告が表示されます。
      • Analysisを使用した場合、節点結果と要素結果間の一貫性はありません。
      • 節点結果にはElementalやMaterialを使用することはできません。
    • 平均化モードが使用される場合も、一貫性チェックが行われます。
      • 解析座標系とは、節点出力座標系を意味します。
  5. マクロダイアログ のオプションを使用すると、以下を実行できます:
    • 新規テーブルの作成または既存のテーブルの上書き。
    • テーブルへの入力属性の書き込み。
    • 実行ごとまたは荷重ケースごとのテーブルの作成。
      制約事項: 荷重ケースごとの作成はユーザーメソッドでのみ実行できます。初期プライ破壊メソッドとJointLoadメソッドでは、このオプションは使用できません。
  6. ガイドバーで、下記のオプションのいずれか1つをクリックします:
    • - 実行してツールを開いたままにします。
    • - 実行してツールを閉じます。

    実行後、選択したメソッドによりテーブルが作成され、その実行の結果か格納されます。

    Method Contourでテーブルを使用し、メソッド入力 / 出力のコンター / マーカープロットを作成できます。

    テーブルは、テーブルエンティティを右クリックしてExport to Excelを選択することにより、*.csvフォーマットでもエクスポートできます。