可視化

方向、プライ形状、プライ層を可視化するためのツール。

複合材専用の数種類の可視化ツールが用意されています。次のような情報をプロットできます：
  • 複合積層材の基準方向
  • プライの繊維とマトリックスの方向
  • プライ形状
  • 厚みと共に表示される2Dモデルのプライ層

材料方向

複合材による積層の材料方向。

複合材積層材の材料の基準配向は、プライの配向がゼロ度の繊維方向を定義します。Material Reference Orientationダイアログを使用して表示します。

  1. Compositeブラウザの空白領域内を右クリックしコンテキストメニューからOrient > Material Reference Reviewを選択します。
  2. ダイアログで、Material Systemタブをクリックします。
詳細については、材料方向をご参照ください。


図 1.

プライ方向

プライ方向を可視化します。

公称繊維とドレープされた繊維の両方のプライ方向を可視化できます。

  1. Compositeブラウザの空白領域内を右クリックしコンテキストメニューからOrient > Ply Orientation Reviewを選択します。
  2. ダイアログで、Ply directionsタブをクリックします。
詳細については、プライ方向をご参照ください。


図 2.

プライ形状

プライ形状を可視化します。

グラフィックス領域で選択されたプライのプライ形状境界を可視化するには、ブラウザまたはモデリングウィンドウでプライエンティティを選択します

。

厚みと層

プライ層の厚みを表示します。

プライベースのシェルモデルでは、View Controlsツールバーにある可視化オプションを使用して、各プライ層の厚みを表示できます。
注: ゾーンベースのシェルモデルでは、積層材の厚みのみがサポートされています。プライ層の可視化はサポートされていません。Aerospace Absorb Propertiesオプションを使用してゾーンプロパティをプライに変換することをお勧めします。
  1. ビューコントロールツールバーのをクリックします。
  2. シェル厚のオプションを3Dに設定します。
    これにより、各要素に全体の厚みが表示されます。
  3. プライ層とエッジのオプションをPly layersに設定します。
    これにより、各要素の厚み内の個々の層が表示されます。


    図 3.
  4. ビューコントロールツールバーのをクリックします。
  5. フェイスの色をPropertyに設定します。
    これにより、プライの色に従って各層が色付けされます。
  6. メニューバーから、File > Preferences > Graphicsの順に選択し、プライの厚み係数の欄に、係数を入力します。一般的な値は、5～10です。
    各プライ層の厚みが増大します。


    図 4.