モーフボリュームの縮小 / フィット

Morph Volumes: Shrink/Fitを使用して、選択したモーフボリュームを縮小することで、登録されている節点をさらにフィットさせるか、モーフボリュームのフェイスを修正することで、関連する要素をさらにフィットさせます。

  1. MorphリボンからMorph Volumes > Shrink/Fitツールをクリックします。


    図 1.
  2. ガイドバーから実行する操作を選択します。
    オプション 説明
    Shrink method ガイドバーのドロップダウンメニューから、選択したモーフボリュームを縮小する際に使用するアルゴリズムを選択します。

    Implicit: 内部で計算された感度を使用してモーフボリュームを縮小します。このオプションは、explicit modeよりも処理が高速ですが、収束には2倍の繰り返し回数(通常は30~50回で十分)が必要です。

    Explicit: 外部で計算された感度を使用してモーフボリュームを縮小します。implicit modeよりも処理は低速ですが、通常は15~20回の繰り返しで収束します。

    Free inner faces ガイドバーからをクリックし、Free inner facesを選択して、縮小操作の際に内側フェイス(選択した複数のモーフボリュームで共有しているフェイス)を自由に移動します。
    Fit method ガイドバーのドロップダウンメニューから、フェイスに適用するフィッティングのタイプを選択します。

    Slide faces: フェイスの角度とシェイプを保持したままフェイスをその向きと直角な方向にスライドさせます。

    Tilt faces: フェイスのシェイプは保持したままその角度を変更します。

    Fit faces smooth: フェイスを滑らかに湾曲させて、選択された節点により一致させます。

    Fit faces wavy: 選択された節点に一致するように、三角法形状をフィットさせます。

    Fit faces approx: フェイスを滑らかに湾曲させて、選択された節点におおよそ一致するようにします。

    Fit by face/by volume モーフフェイスまたはモーフボリュームをガイドバーから選択してから、フィットさせるモーフボリュームフェイスまたはモーフボリュームを選択します。
    注: モーフボリュームを選択した場合は、モーフボリュームの外向きフェイスのみがフィットされます。
    Around registered, around selected, and through selected Around registered: 選択したモーフボリュームをその登録されている節点にフィットさせます。
    Around Selected: 選択したモーフボリュームをガイドバーから選択した節点 / 要素にフィットさせます。
    注: フィッティング後にをクリックして、選択された節点を登録します。

    Through selected: 選択したフェイスを選択した節点 / 要素を通してフィットさせます。

  3. 縮小 / フィットさせるモーフボリューム / モーフボリュームフェイスを選択します。
  4. マクロダイアログでオプションを定義します。
    オプション 説明
    Iterations モーフボリュームの縮小時の繰り返し計算の最大回数を指定します。
    buffer % マクロダイアログを展開して、選択した節点または要素と作成されるモーフボリュームのフェイスとの間の空白のスペースを、作成されるモーフボリュームの平均サイズに基づいて決定します。

    例えば、メッシュのサイズが30x30x30で10%のバッファ率が選択された場合、各辺と囲まれたメッシュとの間に10%(3ユニット)のバッファゾーンが与えられて36x36x36のサイズでモーフボリュームが作成されます。

    Smoothness マクロダイアログを展開して、モーフボリュームのフィッティングに使用されるスムーズ度合を変更します。
    高い値はより平面に近い結果、低い値はより湾曲した結果を得ることができます。
    注: smoothnesの値はslide facesまたはtilt facesが使用される場合は適用されません。
    Midhandles フィット操作の実行時に、マクロダイアログを使用して、モーフボリュームエッジに沿ったハンドル数を変更します。
    注: 現在のハンドル数を維持するには、keepチェックボックスを選択します。
    Project normal/project by vector マクロダイアログを展開して、フェイスの投影方向を、現在のフェイスの方向と直交する方向とするか、指定したベクトルの方向とするかを選択します。ベクトルを使用する場合、フィット後のフェイスに関連するフェイスにターゲット節点または要素が落ち着く方向にあるベクトルを指定します。
  5. ガイドバーから、ShrinkまたはFitをクリックします。