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/GRAV

ブロックフォーマットキーワード 節点グループに対する重力荷重を定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/GRAV/grav_ID/unit_ID
grav_title
fct_IDT Dir skew_ID sens_ID grnd_ID   Ascalex FscaleY

定義

フィールド 内容 SI単位の例
grav_ID 重力荷重ブロックの識別子

(整数、最大10桁)

 
unit_ID 単位識別子

(整数、最大10桁)

 
grav_title 重力荷重ブロックのタイトル

(文字、最大100文字)

 
fct_IDT 時間関数の識別子 3
= 0(デフォルト)
FscaleYで定義した一定重力が適用されます。
> 0
適用される重力は時間に伴って変化します。

(整数)

 
Dir 並進の方向(入力: X、YまたはZ)

デフォルト = Z(テキスト)

 
skew_ID スキューの識別子

(整数)

 
sens_ID センサーの識別子
0
重力荷重はセンサーのアクティブ化後に加えられます(時間関数が適宜シフトされます)。

(整数)

 
grnd_ID 重力荷重がかけられる節点グループ

デフォルト = 0(コメント2をご参照ください)

(整数)

 
Ascalex 横軸(時間)のスケールファクター

デフォルト = 1.0(実数)

[s]
FscaleY fct_IDT = 0の場合:一定の重力値が適用されます。

fct_IDT > 0の場合:縦軸(荷重)のスケールファクター

デフォルト = 1.0(実数)

[ms2]

コメント

  1. 重力荷重方向は、フィールド番号2の10文字内で右詰めにする必要があります。
  2. デフォルトでは、モデルにあるすべての節点に重力荷重が適用されます。特定の節点グループに重力荷重を適用するにはgrnd_IDを指定します。
  3. 関数のfct_IDT0または空白の場合、重力荷重は一定値 g(t)=Fscaley です。
    関数のfct_IDTを指定している場合、実際の荷重関数値は次のように計算されます。 (1)
    g(t)=Fscaleyft(tAscalex)

    ここで、 fT fct_IDTの関数です。

    /GRAVは、各節点に適用され、力として指定されます:(2)
    F(t)=mg(t)

    ここで、mは節点の質量となります。節点は、力のバランスがとれるまで移動されます。

  4. 流体と構造の相互作用シミュレーションで静水圧を初期化するために/INIGRAVカードで重力カードを参照している場合は、適用する重力を一定値とする必要があります。そのためには、fct_IDTを指定せずにFscaleYを定義するか、t=0の時点からfct_IDTで一定値の関数を参照します。


    図 1.