シェイプのチェックまたはスムージング
Check/Smooth機能は、シェイプの組み合わせにおける要素品質のチェックに使用します。また、個々に、またはシェイプの組み合わせの一部としてシェイプのスムージングを行い要素の品質を上げるのに使用することもできます。
チェックおよびスムージング機能は、シェイプの最適化の効率を上げることを目的としています。Radiossなどのシェイプ最適化ソルバーでは、要素品質が一定の限界値に収まると繰り返し計算が終了します。チェックおよびスムージング機能は、シェイプが結合された場合の要素品質の向上と最適化実行が確実に正常終了するよう、どのシェイプにおいて最大および最小境界を適用できるかの計算をサポートします。
Element quality limits
Trias
Test Warning Error Invalid
Aspect ratio 50.000 500.000 10000.000
Skew 75.000 85.000 90.000
Minimum angle 15.000 3.000 0.000
Maximum angle 165.000 177.000 180.000
Warpage ------- ------- -------
Tetra collapse ------- ------- -------
Jacobian ------- ------- -------
レポートファイルの2つ目のセクションには、選択されたシェイプの各組み合わせについて1つのサブセクションが含まれます。各サブセクションには、選択されたシェイプのリストと与えられた組み合わせのそれぞれのシェイプに適用された乗数が含まれます。また、各サブセクションには、有効になっているテスト:aspect ratio、skew、minimum angle、maximum angle、warpage、tetra collapse、およびjacobianにおいて、最も品質の悪い値が含まれます。各テストにおける最悪の結果は、最適化実行がwarningまたはerrorを警告するかどうかを決定する要素品質の限界値との比較によって評価されます。また、この場合、これは、サブセクション内に、問題のある要素のIDと要素タイプのための要素テスト限界値と共に出力されます。
Combination 15
Shape 2 applied at 1.0000
Shape 3 applied at 1.0000
Shape 4 applied at 1.0000
Shape 5 applied at 0.0000
***** warning - poor element quality *****
Aspect ratio 4.240
Skew 60.303 Elem id 112 Limits: 60.000 75.000 90.000
Minimum angle 26.718
Maximum angle 158.141
Warpage 0.000
Tetra collapse 1.000
Optimization errors can be avoided using the following limits:
Shape 2 upper bound 0.9230 lower bound 0.0000
Shape 3 upper bound 0.8680 lower bound 0.0000
Shape 4 upper bound 0.9230 lower bound 0.0000
Shape 5 upper bound 0.8680 lower bound 0.0000
これらの値を、DESVARに上限および下限値として設定した場合、最適化の実行は適用されるシェイプの組み合わせに関係なく要素の品質によるエラーが原因で実行が中断されることはありません。