/INTER/TYPE3

ブロックフォーマットキーワード このインターフェースは、(セグメントに向きがある)2つのサーフェス間の衝撃をシミュレートするために使用されます。2つのサーフェスが単純な凸型である場合にこのインターフェースは正しく機能します。

内容

主な制限は下記のとおりです。
  • セグメントの法線は、一方のサーフェスからもう一方のサーフェスの方向に向いている必要があります。
  • ソリッド要素またはシェル要素に結合されたセグメントのみで機能します。
  • 同一の節点を2つの衝撃サーフェスに配置することはできません。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/INTER/TYPE3/inter_ID/unit_ID
inter_title
surf_ID1 surf_ID2           Idel    
Stfac Fric Gap Tstart Tstop
IBC IRS IRm              
            P tlim MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqGqFfpeea0xe9vq=Jb9 vqpeea0xd9q8qiYRWxGi6xij=hbba9q8aq0=yq=He9q8qiLsFr0=vr 0=vr0db8meaabaqaciGacaGaaeqabaWaaeaaeaaakeaacaWGqbWaaS baaSqaaiaadshacaWGSbGaamyAaiaad2gaaeqaaaaa@3C33@    

定義

フィールド 内容 SI単位の例
inter_ID インターフェースの識別子

(整数、最大10桁)

 
unit_ID 単位の識別子

(整数、最大10桁)

 
inter_title インターフェースのタイトル

(文字、最大100文字)

 
surf_ID1 第1サーフェスの識別子

(整数)

 
surf_ID2 セカンドサーフェスの識別子。

(整数)

 
Idel 節点およびセグメントの削除フラグ。
= 0(デフォルト)
削除しません。
= 1
1つのセグメントに関連付けられたすべての要素(4節点シェル、3節点シェル、ソリッド)が削除されると、そのセグメントはインターフェースから削除されます。このセグメントはEngineファイルでRadioss Engineキーワード/DELを使用した明示的な削除の場合にも、削除されます。
さらに、結合されていない節点もインターフェースから削除されます。
= 2
4節点シェル、3節点シェル、またはソリッド要素が削除されると、対応するセグメントがインターフェースから削除されます。このセグメントはEngineファイルでRadioss Engineキーワード/DELを使用した明示的な削除の場合にも、削除されます。
さらに、結合されていない節点もインターフェースから削除されます。
= -1
結合されていない節点をインターフェースのセカンダリ側から削除する以外は、=1と同様です。
= -2
結合されていない節点をインターフェースのセカンダリ側から削除する以外は、=2と同様です。

(整数)

 
Stfac インターフェース剛性スケールファクター。1.0未満でなければなりません。

デフォルト = 0.2(実数)

 
Fric Coulomb摩擦。

(実数)

 
Gap 衝撃アクティブ化のギャップ。

(実数)

[ m ]
Tstart 接触衝撃を計算するための開始時間

(実数)

[ s ]
Tstop 一時的な非アクティブ化の時間。

(実数)

[ s ]
IBC 接触時の境界条件の非アクティブ化フラグ

(ブーリアン)

 
IRS 第1サーフェスのセグメントの番号付け替えフラグ
= 0
セグメントがソリッド要素に結合されている場合に法線がソリッド要素に入ると、法線が反転します(セグメントの番号が付け替えられます)。
= 1
法線は常に反転します(セグメント1234は2143として読み込まれます)。
= 2
法線の反転は発生しません(ソリッド要素に結合されたセグメントの番号付け替えは行われません)。

(整数)

 
IRm 第2サーフェスのセグメントの番号付け替えフラグ(IRSと同じ)
= 0
セグメントがソリッド要素に結合されている場合に法線がソリッド要素に入ると、法線が反転します(セグメントの番号が付け替えられます)。
= 1
法線は常に反転します(セグメント1234は2143として読み込まれます)。
= 2
法線の反転は発生しません(ソリッド要素に結合されたセグメントの番号付け替えは行われません)。

(整数)

 
P t l i m MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqGqFfpeea0xe9vq=Jb9 vqpeea0xd9q8qiYRWxGi6xij=hbba9q8aq0=yq=He9q8qiLsFr0=vr 0=vr0db8meaabaqaciGacaGaaeqabaWaaeaaeaaakeaacaWGqbWaaS baaSqaaiaadshacaWGSbGaamyAaiaad2gaaeqaaaaa@3C33@ 最大接線圧力 4

通常、 P t l i m MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqGqFfpeea0xe9vq=Jb9 vqpeea0xd9q8qiYRWxGi6xij=hbba9q8aq0=yq=He9q8qiLsFr0=vr 0=vr0db8meaabaqaciGacaGaaeqabaWaaeaaeaaakeaacaWGqbWaaS baaSqaaiaadshacaWGSbGaamyAaiaad2gaaeqaaaaa@3C33@ は降伏応力として定義されます。

デフォルト = 1030(実数)
[ Pa ]

境界条件の非アクティブ化フラグ:IBC

(1)-1 (1)-2 (1)-3 (1)-4 (1)-5 (1)-6 (1)-7 (1)-8
          IBCX IBCY IBCZ

定義

フィールド 内容 SI単位の例
IBCX
=1
衝撃時のX境界条件の非アクティブ化フラグ

(ブーリアン)

 
IBCY
=1
衝撃時のY境界条件の非アクティブ化フラグ

(ブーリアン)

 
IBCZ
=1
衝撃時のZ境界条件の非アクティブ化フラグ

(ブーリアン)

 

コメント

  1. フラグ Idel = 1のCPUコストはIdel = 2よりも高くなります。
  2. IBCX = 1の場合、X方向の境界条件は非アクティブとなります。IBCYおよびIBCZは、それぞれY方向とZ方向で同様の挙動を示します。
  3. 境界条件は、surf_ID1でのみ非アクティブとなります。
  4. 2次元解析では、接線接触力は、 P t l i m MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqGqFfpeea0xe9vq=Jb9 vqpeea0xd9q8qiYRWxGi6xij=hbba9q8aq0=yq=He9q8qiLsFr0=vr 0=vr0db8meaabaqaciGacaGaaeqabaWaaeaaeaaakeaacaWGqbWaaS baaSqaaiaadshacaWGSbGaamyAaiaad2gaaeqaaaaa@3C33@ が次の式で定義されている際に制限されます:(1)
    F t P t l i m S 3 MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqGqFfpeea0xe9vq=Jb9 vqpeea0xd9q8qiYRWxGi6xij=hbba9q8aq0=yq=He9q8qiLsFr0=vr 0=vr0db8meaabaqaciGacaGaaeqabaWaaeaaeaaakeaacaWGgbWaaS baaSqaaiaadshaaeqaaOGaeyizImQaamiuamaaBaaaleaacaWG0bGa amiBaiaadMgacaWGTbaabeaakmaalaaabaGaam4uaaqaamaakaaaba GaaG4maaWcbeaaaaaaaa@41AC@

    ここで、 S MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbwvMCKf MBHbqefqvATv2CG4uz3bIuV1wyUbqedmvETj2BSbqefm0B1jxALjhi ov2DaebbnrfifHhDYfgasaacH8srps0lbbf9q8WrFfeuY=Hhbbf9v8 qqaqFr0xc9pk0xbba9q8WqFfea0=yr0RYxir=Jbba9q8aq0=yq=He9 q8qqQ8frFve9Fve9Ff0dmeaacaGacmGadaWaaiqacaabaiaafaaake aacaWGtbaaaa@39AF@ は、セカンダリ節点に結合しているセグメントの外挿された長さです。