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/MAT/LAW90

ブロックフォーマットキーワード この材料則は粘弾性フォーム表形式材料を記述します。この材料則は、ソリッド要素でのみ使用できます。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
/MAT/LAW90/mat_ID/unit_ID
mat_title
ρi                
E0 ν          
NL Ismooth Fcut Shape Hys Alpha
NL0の場合、行ごとに各載荷関数
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
fct_IDL ˙εL FscaleL          

定義

フィールド 内容 SI単位の例
mat_ID 材料識別子

(整数、最大10桁)

 
unit_ID 単位識別子

(整数、最大10桁)

 
mat_title 材料のタイトル

(文字、最大100文字)

 
ρi 初期密度

(実数)

[kgm3]
E0 初期ヤング率 3

(実数)

[Pa]
ν ポアソン比

(実数)

 
Ismooth ひずみ速度スムージングオプションフラグ。
= 0(デフォルト)
ひずみ速度を平滑化しません。
= 1
ひずみ速度スムージングはアクティブ。

(整数)

 
Fcut ひずみ速度フィルタリングのカットオフ周波数。

デフォルト = 1030(実数)

[Hz]
NL 載荷関数の数

(整数)

 
fct_IDL 載荷関数(圧縮の場合)識別子

(整数)

 
˙εL 荷重関数のひずみ速度

(実数)

[1s]
FscaleL 載荷関数スケールファクター

(実数)

[Pa]
Shape 形状係数。

デフォルト = 1.0(実数)

 
Hys ヒステリシス除荷係数。

デフォルト = 1.0(実数)

 
Alpha 除荷の指数(Hys > 0の場合にのみ使用されます)。

デフォルト = 1(実数)

 

例(フォーム材)

コメント

  1. 引張と圧縮での材料の挙動は、ひずみ速度依存曲線によって決定されます。載荷曲線は次のように定義されなくてはなりません:
    • 圧縮の場合、正の横軸と正の縦軸
    • 引張の場合、負の横軸と負の縦軸
  2. 除荷は準-静的載荷曲線に従います。これは、一連のひずみ速度依存曲線の最初の曲線です。
    • Hys = 0の場合、弾性率を使用して載荷挙動から除荷挙動に切り替えられます。
    • Hys > 0の場合、次の応力減少係数 D を使用して載荷挙動から除荷挙動に切り替えられます:(1)
      σ=(1D)σ
      ここで、(2)
      D=(1Hys)(1(WcurWmax)Shape)Alpha

      ここで、 Wcur Wmax はそれぞれ現在のエネルギーと最大準-静的エネルギー

  3. 最後の載荷関数を超える応力の場合、その挙動は最後の2つの載荷関数を使用して外挿されます。外挿に起因する膨大な応力値を回避するために、最後の載荷関数を繰り返すことをお勧めします。
  4. 材料特有の出力変数:
    • USR1:相当応力
    • USR2:右記の準-静的エネルギーの最大値: Wmax
    • USR3:相当塑性ひずみ速度
    • USR4:現在のエネルギー Wcur
    • USR6:相当ひずみ
    • USR7:応力スケールファクター D
  5. 粘性効果を含めるには、この材料則と共に/VISC/PRONYを使用する必要があります。