/MAT/LAW66
ブロックフォーマットキーワード この材料則は、応力ひずみ(応力に対する塑性ひずみ)による加工硬化部について、ユーザー定義関数を使用して等方性引張 / 圧縮弾塑性材料則をモデル化します。この材料則は、圧縮と引張に対して定義できます。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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/MAT/LAW66/mat_ID/unit_ID | |||||||||
mat_title | |||||||||
ρi | |||||||||
E | υ | Chard | Fcut | Fsmooth | Iyld_rate | ||||
Pc | Pt | Ec | RPCT |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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fct_IDc | fct_IDt | Fscalec | Fscalet | ||||||
˙ε0 | c | σy0 | VP |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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fct_IDc | fct_IDt | Fscalec | Fscalet | ||||||
Frate_IDc | Frate_IDt | Fscale_ratec | Fscale_ratet |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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NFUNCC | NFUNCT |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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fct_IDc | ˙εci | Fscalec |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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fct_IDt | ˙εti | Fscalet |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
mat_ID | 材料識別子 (整数、最大10桁) |
|
unit_ID | 単位識別子。 (整数、最大10桁) |
|
mat_title | 材料のタイトル (文字、最大100文字) |
|
ρi | 初期密度 (実数) |
[kgm3] |
E | ヤング率 (実数) |
[Pa] |
υ | ポアソン比 (実数) |
|
Chard | 硬化係数。
(実数) |
|
Fsmooth | ひずみ速度スムージングオプションフラグ。
(整数) |
|
Fcut | ひずみ速度フィルタリングのカットオフ周波数。 Appendix: フィルタリング. デフォルト = 1030(実数) |
[Hz] |
Iyld_rate | 降伏応力に対する速度効果フラグ
(整数) |
|
Pc | 圧縮圧力の制限 デフォルト = 0(実数) |
[Pa] |
Pt | 引張圧力の制限 デフォルト = 0(実数) |
[Pa] |
Ec | (オプション)圧縮のヤング率 2 (実数) |
[Pa] |
RPCT | PcとPtで使用されるスケールファクター。 2 (実数) |
|
fct_IDc | 圧縮降伏応力 (整数) |
|
fct_IDt | 引張降伏応力 (整数) |
|
Fscalec | fct_IDcの縦軸(応力)のスケールファクター デフォルト = 1.0(実数) |
[Pa] |
Fscalet | fct_IDtの縦軸(応力)のスケールファクター デフォルト = 1.0(実数) |
[Pa] |
c | ひずみ速度パラメータ (実数) |
|
˙ε0 | 参照ひずみ速度 デフォルト = 1.0(実数) |
[1s] |
σy0 | 初期降伏応力 デフォルト = 0(実数) |
[Pa] |
VP | ひずみ速度選択フラグ
(整数) |
|
Frate_IDc | 圧縮ひずみ速度効果関数の識別子 (整数) |
|
Frate_IDt | 引張ひずみ速度効果関数の識別子 (整数) |
|
Fscale_ratec | Frate_IDcの縦軸(応力)のスケールファクター デフォルト = 1.0(実数) |
[Pa] |
Fscale_ratet | Frate_IDtの縦軸(応力)のスケールファクター デフォルト = 1.0(実数) |
[Pa] |
NFUNCC | 圧縮関数の数 (整数) |
|
NFUNCT | 引張関数の数 (整数) |
|
˙εci | i番目の圧縮ひずみ速度i =1、NFUNCC (実数) |
[1s] |
˙εti | i番目の引張ひずみ速度i=1、NFUNCT (実数) |
[1s] |
▸例(アルミニウム)
▸例(圧縮のヤング率 - オプション)
コメント
- これは等方性弾塑性則です。降伏応力の定義には、圧縮降伏応力および引張降伏応力と、圧縮と引張の両方の有効塑性ひずみが使用されます。2つの圧力PtまたはPcを超えた場合、どちらを超えたかによって、引張降伏応力を使用するか、圧縮降伏応力を使用するかが決定されます。
圧力がこれら2つの値の間にある場合、降伏応力は次の式によって定義されます。
次の場合; −Pt≤P≤Pc(1) σy=ασty (εp)+(1−α) σcy (εp)α=Pc−PPe+PtPt=Pc=0 の場合、または圧力が2つの値の範囲を超える場合、降伏応力は次の式によって定義されます:
σy=σty(εp) 次の場合; P≤0
σy=σcy(εp) 次の場合; P>0
- Ecが定義されている場合、ヤング率は次のように計算されます:
- P > -RPCT * Pの場合、ヤング率はE。t
- P < -RPCT * Pの場合、ヤング率はEc。c
- Pt < P < RPCT * PRPCTの場合、線形補間は、EとEcの間で行われます。c
- 降伏応力は以下のように計算されます:
VP= 1の場合:
σy(εp,˙εp)=σsy(εp)+σy0(˙εp˙ε0)1c 次の場合; σy0>0
σy(εp,˙εp)=σsy(εp)[1+(˙εp˙ε0)1c] 次の場合; σy0=0
VP= 0の場合:
σy(εp,˙εp)=σsy(εp) 次の場合; σy0>0
σy(εp,˙εp)=σsy(εp) 次の場合; σy0=0
ここで σty(εp) は静的降伏応力、 σy0 は初期降伏応力です。
- 粘性効果を含めるには、この材料則と共に/VISC/PRONYを使用する必要があります。