バルクデータエントリ プロパティエントリを参照しない構造モデルのスカラースプリング要素を定義します。
フォーマット
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CELAS2 |
EID |
K |
G1 |
C1 |
G2 |
C2 |
GE |
S |
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例
(1) |
(2) |
(3) |
(4) |
(5) |
(6) |
(7) |
(8) |
(9) |
(10) |
CELAS2 |
28 |
6.2+3 |
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19 |
4 |
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定義
フィールド |
内容 |
SI単位の例 |
EID |
固有の要素識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0)
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K |
スプリングの剛性。 デフォルトなし(実数)。
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G1, G2 |
形状節点またはスカラーポイントの識別番号。 デフォルト = 0(整数 ≥ 0)
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C1, C2 |
GRIDデータのCDエントリで指定されている変位座標系上の成分番号。 デフォルト = 0(0 ≤ 整数 ≤ 6)
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GE |
減衰係数。 GEは、PARAM, W4が指定されていない場合、過度解析で無視されます。
デフォルト = 0.0(実数)
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S |
応力係数。 デフォルト = 0.0(実数)
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コメント
- 0または空白を使用すると、グラウンドされている端点G1またはG2に、対応する空白または0のC1またはC2を指定できます。グラウンドされている端点とは、変位が0に抑えられる点です。
- G1とG2(または、そのいずれか)にはスカラーポイントを使用できます.その場合は、対応するC1とC2(または、そのいずれか)に0または空白を指定します。スカラーポイントやグラウンドされている端点しか関係しない場合は、CELAS4エントリを使用した方が効率的です。
- このエントリには材料や形状特性が必要ないため、このエントリ1つで要素を完全に定義できます。
- 2つの結合ポイント(G1, C1)と(G2, C2)は異なる必要があります。
- 減衰係数GEを取得するには、臨界減衰比の
に2を掛けます。
- このエントリで指定したスカラーポイントをSPOINTバルクデータエントリで定義する必要はありません。
-
スプリングの要素荷重は次の式で求められます:(1)
ここで、
はスカラー要素の剛性係数、
はCELAS1エントリとCELAS2エントリにリストされている1つ目の自由度の変位、
はCELAS1エントリとCELAS2エントリにリストされている2番目の自由度の変位です。
要素応力は次の式で求められます:(2)
ここで、
は前に定義した応力係数です。
- SYSSETTING I/OオプションエントリのSPSYNTAXがCHECK(デフォルト)またはSTRICTに設定されている場合、グリッドと成分のペア(G#/C#)では、グリッド参照がスカラーポイント(SPOINT)のときは成分が0または空白である必要があり、グリッド参照が構造節点(GRID)のときは成分 > 1である必要があります。SPSYNTAXにMIXEDを設定した場合、グリッド / 成分のペア(G#/C#)について、成分が0、1、または空白の場合には、グリッド参照はスカラーポイント(SPOINT)または構造節点(GRID)のどちらでも構いません。スカラーポイントはすべて0、構造節点の場合は1と解釈されます。成分が1より大きい場合、グリッド参照は常に構造節点(GRID)である必要があります。
- 剛性項が単一でPBUSHプロパティを参照するCBUSH要素は、CELAS1およびCELAS2の長さが0の場合にのみ、これらの要素のいずれかに等しくなります。SまたはOCIDおよびSiフィールドで定義されているように、長さが0ではないCBUSHは結合ポイントGAおよびGBからの剛体結合位置をスプリング-ダンパの場所と想定します。
- HyperMeshでは、このカードはスプリングまたは質量要素として表されます。