バルクデータエントリ 流体音響吸収体要素のプロパティを定義します。
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- PAABSFは、CAABSFエントリのみによって参照されます。
- CAABSFエントリで指定している節点が1つのみの場合、インピーダンス
Z(f)=ZR+iZi
は、その節点における合計インピーダンスです。2つの節点が指定されている場合、インピーダンスは単位長さあたりのインピーダンスです。3つまたは4つの点が指定されている場合、インピーダンスは単位面積あたりのインピーダンスです。
ZR(f)=TZREID(f)+B
および
Zi(f)=TZIMID(f)=K/(ω)
を確認します。
- 抵抗は減衰量Bを表しています。リアクタンスはタイプ
(ωM−K/ω)
の量を表しています。このインピーダンスは次のように定義されます。
ここで、
-
p
- 圧力
-
u
- 速度
- インピーダンスのスケールファクターSは、要素剛性および減衰項の計算において、次のように使用されます。(2)
k=AS2πfZi(f)S2R+Z2i∫(ofshapefunctions)b=AS2πfZR(f)Z2R+Z2i∫(ofshapefunctions)
- 反射なしの境界を作成するには、すべての周波数について、TZREIDフィールド(抵抗、インピーダンスの実数部分)によって参照されるTABLEDiエントリの値を(
(ρfluid)*(cfluid)
と同じ値に設定します。これにより、境界の垂直面を通して無反射で音波を伝播できるようになります。この条件は、Sommerfeld境界条件と呼ばれています。
ここで、
-
ρfluid
- 流体の密度
-
cfluid
- 流体内の音速
- このカードは、HyperMesh内のプロパティとして表現されます。