NLMON
バルクデータエントリ 非線形解析の実行時監視の設定を定義します。
フォーマット
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NLMON | ID | PARAM1 | VALUE1 | PARAM2 | VALUE2 | PARAM2 | VALUE3 | ||
PARAM4 | VALUE4 | PARAM5 | VALUE5 | PARAM6 | VALUE6 |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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NLMON | 23 | DISP | ITER | GRID | 4 | DOF | 1 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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MID | 非線形監視エントリID。 デフォルト無し(整数 > 0) |
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DISP | _nl.h3dファイルへの変位結果の出力を制御します。_nl.h3dファイルはリアルタイムで出力され、非線形解析実行の監視に役立ちます。 1 このパラメータの値によって出力間隔が決まります。
デフォルトなし(文字列) |
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GRID | .monitorおよび_ld.monitorファイルで変位結果が監視される節点の識別番号。 デフォルト無し(整数 > 0) |
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DOF | このエントリのGRIDパラメータで指定された節点の自由度。変位値は全体座標系で出力されます。OptiStructの全体座標系は、モデル内の基準座標系およびすべての局所座標系(GRIDエントリのCD)の集合体のことです。 デフォルト無し(整数 > 0) |
コメント
- NLMONエントリによって以下の結果が制御されます。
- _nl.h3dファイルを介した非線形実行時結果、および_nl.outファイル(HyperViewでos_out_file_parser.tclスクリプトを介して可視化される)に出力される特定のインターバルについてのConvergence Table情報。詳細については、実行時監視をご参照ください。
- さらに、_nl.h3dファイルには、接触状態の変化を特定する節点セットと、歪んだ要素を特定する要素セットも含まれています。_nl.outファイルには、接触状態が変化する節点と歪んだ要素の概要が含まれ、対応する出力をNLPRINTバルク / サブケースペアを介して制御できます。
- NLMONでは、.monitorおよび_ld.monitorファイルの対応する増分出力の特定のGRIDとDOFを指定することもできます。GRIDおよびDOFパラメータが指定されていない場合、全節点中の対応する最大並進変位(大きさのみ)および対応するDOFがこれらのファイルに出力されます。
- どの非線形解析でも<filename>.monitorファイルと<filename>_ld.monitorファイルがデフォルトで出力されます。ただし、特定のDOFの変位結果は、NLMONバルクデータおよびサブケース情報エントリを指定した場合にのみ出力され、GRIDとDOFの値を指定する必要があります。
- <filename>_ld.monitorには、すべての非線形サブケースの荷重変位データが含まれます。このファイルをHyperMeshに直接読み込んで、カーブを可視化できます。
- NLMONは現在、非線形静解析と非線形過渡解析でのみサポートされています。非線形過渡解析への拡張によって、NLMONは構造流体-構造相互作用(FSI)でもサポートされています。非線形最適化実行では、NLMONがサポートされています。