DVPREL1
バルクデータエントリ 解析モデルのプロパティへの設計変数の関連付け
フォーマット
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DVPREL1 | ID | TYPE | PID | PNAME/ FID |
C0 | ||||
DVID1 | COEF1 | DVID2 | COEF2 | etc. |
例1
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DVPREL1 | 88 | PSHELL | 1 | 4 | 0.0 | ||||
5 | 1. | ||||||||
DESVAR | 5 | DV1 | 5.00 | 1.50 | 9.90 |
例2
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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DVPREL1 | 88 | PSHELL | 1 | T | 0.0 | ||||
5 | 1. | ||||||||
DESVAR | 5 | DV1 | 5.00 | 1.50 | 9.90 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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ID | 関係の識別番号。このIDは、他のDVPREL1カードも含めた中で固有である必要があります。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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TYPE | 関連付けの対象となるプロパティタイプ(DVPREL - タイプをご参照ください)。 デフォルト無し(文字) |
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PID | プロパティ識別番号。PTYPEがPCOMPGの場合、#部分がGPLYIDであるG#を使用することができます。PTYPEがPCOMPPの場合、#部分がPLY IDであるP#を使用することができます。 2 デフォルトなし(整数 > 0) |
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PNAME/FID | “A”や“T”といったプロパティ名(プロパティカードのドキュメンテーションに記載)、またはプロパティカードのフィールド番号(表 1をご参照ください)。PSHELLプロパティ12I/T3には、フィールド番号(6)のみが許可されます。さまざまなセクションでさまざまなフィールドを使用するため、PBARLおよびPBEAMLではプロパティ名のみが許可されます。 デフォルト無し(文字または整数 > 0) |
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C0 | 関係式の定数。 デフォルト = 0.0(実数) |
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DVIDi | DESVARのID。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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COEFi | 関係式の係数。 デフォルト = 1.0(実数) |
コメント
- TYPEにPSOLIDは指定できません。
- TYPEがPCOMPGの場合、グローバルプライまたはプロパティ固有のプライを選択することができます。
プロパティ固有のプライを選択する場合、形式は他のプロパティタイプで使用されているものと同様です。そこでは、PIDフィールドにPCOMPGのプロパティ識別番号を入力し、PNAMEまたはFIDを使用して関連付ける値を識別します。このシナリオでは、PIDフィールドによってIDが指定されているプロパティのみが影響を受けます。
グローバルプライを選択するには、PIDフィールドにG#(#部分はグローバルプライのGPLYID)を入力します。この場合、FIDは該当しないため、PNAMEフィールドにTまたはTHETAを使用して板厚または方向の関連付けを行います。このシナリオでは、指定のGPLYIDを使用するすべてのプライが影響を受けます。
TYPEがPCOMPPの場合は、PIDフィールドにP#(#部分はPLYエンティティのID)を入力します。この場合、FIDは該当しないため、PNAMEフィールドにTまたはTHETAを使用して板厚または方向の関連付けを行います。
- 2つ以上のセクション定義を持つPBEAML定義は、DVPREL1から参照することはできません。
- NSM以外のPBARL/PBEAMLのプロパティは、DIMを通して制御する必要があります(直接制御することはできません)。
- TYPEがPBARLまたはPBEAMLの場合、無効な寸法を避けるために、ユーザーは変数の範囲に特に注意する必要があります。例えば、チューブ断面の内側の半径は、外側の半径を超えることはできません。寸法の組み合わせにおいて物理的に無意味な値が設定されることを防止する必要があります。制約条件の中には、断面の寸法に対して自動的に適用されるものがあります。下の表は、それらの制約条件をまとめたものです。値が 0.0であれば、その制約条件は満たされたと解釈されます。
表 1. 断面タイプ 制約条件 TUBE DIM2 - DIM1 I DIM4 - DIM2 DIM4 - DIM3 DIM5 + DIM6 – DIM1 CHAN 2 * DIM4 – DIM2 DIM3 - DIM1 T DIM3 - DIM2 DIM4 - DIM1 BOX DIM4 - DIM1 DIM3 - DIM2 CROSS DIM4 - DIM3 H DIM4 - DIM3 T1 DIM4 - DIM1 I1 DIM3 - DIM4 CHAN1 DIM3 - DIM4 Z DIM3 - DIM4 CHAN2 DIM2 - DIM3 2 • DIM1 - DIM4 T2 DIM4 - DIM1 DIM3 - DIM2 BOX1 DIM4 + DIM3 - DIM2 DIM5 + DIM6 – DIM1 HEXA 2 * DIM1 - DIM2 HAT 2 * DIM2 - DIM1 2 * DIM2 - DIM3 L DIM3 - DIM2 DIM4 - DIM1 HAT1 DIM3 - DIM1 2 * DIM4 – DIM2 2 * DIM4 + DIM5 - DIM2 - PCOMPプロパティで、減衰係数GEは設計可能な値であり、PNAME/FIDフィールドで参照できます。
- HyperMeshでは、このカードは最適化の設計変数として表されます。