SPLINE2

バルクデータエントリ 空力ポイントの規則的な配列によって定義された空力形状での空力弾性問題の運動や力を補間するためのビームスプラインを定義します。

フォーマット

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
SPLINE2 EID CAERO ID1 ID2 SETG DZ DTOR CID  
  DTHX DTHY   USAGE          

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
SPLINE2 57 32 12 13 11 0.0 1.0 4  
  1.0                

定義

フィールド 内容 SI単位の例
EID 固有のスプライン識別番号。

(整数 > 0)

 
CAERO 補間される空力要素(CAEROiエントリID)。

(整数 > 0)

 
ID1, ID2 ID1およびID2は、CAEROi 定義内のそれぞれ最初と最後のパネルメッシュ要素のIDです。

(整数 > 0。ID2 > ID1)

 
SETG このスプラインの結合先となる構造節点をリストするSETiエントリを参照します。

(整数 > 0)

 
DZ 線形結合柔軟度。

デフォルト = 0.0(実数 ≥ 0.0)

 
DTOR ねじりたわみ性比率(EI/GJ)。

デフォルト = 1.0(実数 > 0.0。ボディには1.0を使用)

 
CID Y軸によってスプラインの軸が定義される直交座標系。この座標系のy軸は、要素と垂直にすることはできず、要素上にゼロ以外の投影が存在する必要があります。

(整数 ≥ 0)

 
DTHX, DTHY 回転結合柔軟度。
DTHX
スプラインのX軸を中心にした回転の場合(平面内の曲げ回転)。
DTHY
スプラインのY軸を中心にした回転の場合(ねじり)。

(実数 ≥ 0)

 
USAGE スプライン使用フラグ。 8
BOTH(デフォルト)
力と変位の両方の変換用。
 

コメント

  1. 補間されるポイント(kセット)は空力ボックスによって定義されます。
  2. パネルのスプライン軸は、座標系CIDのy軸をパネルの平面に投影したものです。
  3. DZDTHX、およびDTHYの柔軟度はスムージングに使用されます。(結合柔軟度の値がゼロの場合は、剛性結合となり、スムージングは行われません。)
  4. 継続行が必要です。
  5. SPLINE2EIDは、すべてのSPLINEiエントリを含めた中で固有である必要があります。
  6. DTORは線形変形に対する回転変形の比率であり、より正確な推定値の代わりに、1.0という値が推奨されます。異なる値を使用してもかまいません。例えば、DTORが1.0を大きく上回っている場合は主に回転変形が生じ、DTORが1.0を大きく下回っている場合は主に線形変形が生じます。
  7. SPLINE2要素が1つの節点のみを参照している場合、ジョブはメッセージなしで失敗します。
  8. USAGEフィールドでは、このエントリで定義された特定のスプライン補間が、力変換と変位変換の両方に使用されることを指定できます。現在、BOTHオプションのみがUSAGEフィールドでサポートされています。