PLOAD4
バルクデータエントリ HEXA、PENTA、TETRA、PYRA、TRIA3、TRIA6、QUAD4、またはQUAD8要素の面上の荷重を定義します。
RLOAD1、RLOAD2、TLOAD1、TLOAD2バルクデータエントリの動的荷重のEXCITEIDフィールド(倍率 “A”)の定義に用いる事もできます。また、PLOAD4エントリは、大変位非線形解析では追従荷重として定義できます。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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PLOAD4 | SID | EID | P1 | P2 | P3 | P4 | G1 | G3またはG4 | |
CID | N1 | N2 | N3 |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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PLOAD4 | 2 | 1106 | 10.0 | 8.0 | 5.0 | 1.0 | 1 | 48 | |
6 | 0.0 | 1.0 | 0.0 |
別フォーマットと例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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PLOAD4 | SID | EID1 | P1 | P2 | P3 | P4 | "THRU" | EID2 | |
CID | N1 | N2 | N3 | ||||||
PLOAD4 | 2 | 1106 | 10.0 | 8.0 | 5.0 | THRU | 1143 | ||
6 | 0.0 | 1.0 | 0.0 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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SID | 荷重セットの識別番号。 (整数 > 0) |
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EID1, EID2 | 要素識別番号。 (整数 > 0。EID1 < EID2) |
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P1, P2, P3, P4 | 要素面のコーナーにおける単位表面積あたりの荷重(圧力)(実数または空白)。P1はP2、P3、およびP4のデフォルトです)。 P2、P3(およびP4)が空白の場合、荷重強度は均一で、P1と等しくなります。 P4は三角形面の場合、は意味を持たないため、空白のままにすることができます。 |
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G1 | 面のコーナーに結合されている節点の識別番号。ソリッド要素にのみ必要なデータ(整数または空白)。PYRA要素の場合、このグリッドは四角形面のエッジ上に存在する必要があります。 G1は、TRIA3、TRIA6、QUAD4、およびQUAD8要素の場合は無視されます。 |
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G3 | HEXAまたはPENTA要素の同じ面上にあるG1とは対角線上にあるコーナーに結合されている節点の識別番号。HEXAおよびPENTA要素の四角形面に限り必須のデータ(整数または空白)。PENTA要素の三角形面およびPYRA要素の四角形面では、G3を指定しないでください。PYRA要素の三角形面の場合は、このグリッドが四角形面に隣接するエッジ上に存在する必要があります。この要素に向かう正の方向は、右手系の法則を使用してG1およびG3 で定義してください。 G3は、TRIA3、TRIA6、QUAD4、およびQUAD8要素の場合は無視されます。 |
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G4 | 荷重を受けている面上ではなく、コーナーにあるTETRA節点の識別番号。これは必須データで、TETRA要素にのみ使用されます。 | |
CID | 座標系の識別番号。 (整数 ≥ 0) |
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N1、N2、N3 | CIDが定義する座標系で測定されるベクトルのコンポーネント(実数)。荷重強度の方向(大きさではない)を定義するために使用されます。 |
コメント
- 継続はオプションです。継続のフィールド2、3、4、および5が空白の場合、荷重は面に対して垂直に働く圧力と見なされます。これらのフィールドが空白でない場合、荷重はこれらのフィールドで定義された方向に働きます。 注: CIDが曲線座標系の場合は、荷重の方向が要素のサーフェス上で変化する可能性があります。荷重強度は単位表面積あたりの荷重であり、荷重方向に対して垂直な単位面積あたりの荷重ではありません。
- ソリッド要素の場合、正の圧力の方向(デフォルトで設定された継続カード)は中心方向になります。荷重強度P1は節点G1に作用し、荷重強度P2、P3(およびP4)は外向き法線に右手系の法則を適用することによって決定された順番でその他のコーナーに作用します。
- プレート要素の場合は、正の圧力の方向(デフォルトで設定された継続)が、一連の結合された節点に対して右手系の法則を適用することによって決定された正の法線方向になります。荷重強度P1、P2、P3(およびP4)は、それぞれコーナーポイントG1、G2、G3(およびG4)に作用します(プレート結合をご参照ください)。
- 等価な節点荷重は、荷重強度の線形(または双線形)補間と、それに続く等周形状関数を使用した数値積分によって計算されます。 注: 均一な荷重強度が、等価な節点荷重になるとは限りません。
- TRIA3、TRIA6、QUAD4、およびQUAD8要素の場合にのみ代替フォームが使用できます。代替フォームでは継続カードを使用することができます。
- PENTA要素の三角形面の場合、G1は読み出す面上にあるコーナー節点の識別番号であり、G3またはG4フィールドは空白のままになります。TETRA要素のフェイスの場合、G1は読み出すフェイス上にあるコーナー節点の識別番号、G4は読み出す面上にないコーナー節点の識別番号です。TETRAのコーナーポイントは4つしかないので、このポイント(G4)は固有になり、TETRA要素の4つの面それぞれで異なります。
- PYRA要素の四角形面の場合、G1は面上のコーナー節点の識別番号であり、G3またはG4フィールドは空白のままになります。三角形面の場合、G1およびG3で四角形面と隣接する面のエッジ上のグリッドを指定します。また、グリッドは右手系の法則を使用して内向きの法線を定義する順番に並べる必要があります。
- このカードは、HyperMesh内の圧力荷重として表現されます。